私が漫才3分ネタを審査する時の11項目
「2回戦で負けるな!」
M-1グランプリを立ち上げた島田紳助さんがNSC生に贈った激励の言葉である。
(玄人だと言いたいならば)という強い想いが感じられる。
M-1は、予選1回戦の持ち時間が2分で、2回戦に進むと3分に延長される。
漫才は、3分ネタから「玄人の必須条件」が試される、ということである。
私は、お笑いの賞レースやオーディションライブ、ネタ番組の手見せ等で、漫才の3分ネタを審査することが多い。
1日100組以上を審査することも日常で、これを繰り返していると、漫才の3分ネタを注視する時のルーティンを自覚するようになる。
お客が無意識にやっている「目線や感動の流れ」が、3分ネタにはハッキリと存在する。
2分ネタは勢いで誤魔化せても、3分ネタは「目線や感動の流れ」の中で「玄人の必須条件」を見せつける必要がある。
180秒で、お客をどう楽しませるか。
「私が漫才3分ネタを審査する時の11項目」を以下に記す。が、何度も言うが、これは、お客が無意識にやっている「目線や感動の流れ」である。
私は、ネタを書くタイプの作家なので、自分のネタ作りでも「目線や感動の流れ」をイメージしながら書いている。実証済みで間違いないので、新人や若手の漫才師は、11項目すべて取り入れてネタを補強してほしい。
また、私と同じ熱狂的なお笑いファンは、いつもの無意識を、意識的に楽しんで、漫才師の魅力を深く知ってもらえたら幸いです。
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