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オープニングナイト

オープニングナイト鑑賞記


皆さん、おはこんばんちは。
私立恵比寿中学(エビ中)のメンバー、星名美怜ちゃんが出演のミュージカル「オープニングナイト ~桜咲高校ミュージカル部」7月11日の千秋楽、最終公演を観劇して来ました~!


この舞台はNHK歌のお兄さんでお馴染み、横山だいすけ さん主演のミュージカルです。
主要キャストが男性中心の「チーム・ブルー」と、女性キャスト中心の「チーム・レッド」の2パターンで、日程を分けて公演されるという珍しいスタイルの舞台でした。


美怜ちゃんの役どころ

で、美怜ちゃんは「チーム・レッド」に出演。
役どころは、だいすけさん演じる先生が教師を務める高校に入学してくる新入生の役でした。


ストーリーダイジェスト


大まかなストーリーは、

超エリート進学校の熱血高校教師・山之内テッペイ(横山だいすけ)は、新入生を迎え入れる準備をしていた。
入学してきた坂上マイ(星名美怜)は、小さい頃からの夢だった「ミュージカル俳優になること」を学校で実現するためミュージカル部をつくろうと、しっかり者の親友・坂田ヒロミ(河村花)と共に、部員集めに奔走する。
顧問をテッペイに頼むも、テッペイは歌が大のニガテ...。
しかし、一目見たときから密かに思いを寄せる保健室の先生、水上ミオ(三倉佳奈)がミュージカル好きであることを知り、つい勢いで顧問を引き受けてしまう…

(公式サイトより一部引用)

と、導入部はこんな感じです。

マイは子供の頃に桜咲高校のミュージカルを観て感動し、ミュージカル部に入りたくて桜咲高校に入学します。

しかし、入った時には現理事長に学園を買収され、現校長が送り込まれて教育方針が大幅に変更されてしまい、ミュージカル部は既に廃部になっていたのでした。

ミュージカル部を再び創部したいマイの熱意に触発されたテッペイ先生は、厳格な教育方針の校長以下、他の先生たちの猛反対にあいながら何とか創部まではこぎ着けるんですが、校長からあるとんでもない条件を突き付けられる。
それを知ったマイたちは…!?

と、展開していきます。


キャスト

その他のキャストは、ミュージカル部員に、
◎学園理事長の娘・龍神麗子役を小泉遥香(=おはる、超ときめき♡宣伝部 =とき宣)
◎気弱ないじめられっ子の亀田絵梨花役を杏ジュリア(同じくとき宣)
◎ちょいワルの松岡蘭役を前田悠雅(劇団4ドル50セント)
◎フードファイターの山城奈央役を竹内夢

この4人にマイとヒロミを加えた6人がミュージカル部員です。

その他には、
◎蘭の妹・沙織役を渡邉心結
◎麗子の父で学園理事長役に福井貴一
◎校長役には元宝塚の湖月わたる
◎マイたちに協力的な教頭先生役を野々村真
という、豪華なキャストでした。

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ミュージカル大好き

観て来た感想は、と言いますと…

もう大、大、大感動でした~!

元々、私はミュージカルが大好きで、小さい頃からTVで「サウンド・オブ・ミュージック」や「オズの魔法使い」が放送されるたびに、夢中で観ていました。

長じてからも、このブログで書いたことがあるように、榊原郁恵さんの「ピーターパン」を都合14回も観に行ったり(笑)、してました。

↑上のインタビュー動画で、美怜ちゃんも子供の頃に「ピーターパン」を観ていて、「こんな舞台をやってみたい!」と思ってた、と語っているのが、凄く嬉しいです!

あと、劇団四季 はファンクラブである友の会に入会して「オペラ座の怪人」「キャッツ」「ライオンキング」「美女と野獣」「リトルマーメイド」などなど、劇場に通いつめました。

ですから、エビ中で推しメンの美怜ちゃんが初めてミュージカルに挑戦すると知った時は、もうワクワクが止まらなくて「ぜったいに観に行くぞ!」と心に決めていたのです。

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推しメンの歌声にウルウル

「オープニングナイト」のオープニングで(笑)、美怜ちゃんが舞台に登場して初めて歌い出すシーンでは、もうそこからなんだかジーンとしてしまって、ちょっとウルッときてしまいました😂

というのも、美怜ちゃんは2018年12月24日に幕張メッセで開催予定の「クリスマス大学芸会」のリハーサル中にステージから落ちて頭を強打し、長期の休養を取らざるを得ませんでした。

2019年2月17日のファンクラブイベントからライブに復帰しましたが、その後も大事を取って激しいダンスは控え、一人だけ舞台の後ろにある台の上に立ってのパフォーマンスが続きました。

そんな経緯いきさつもあったので、美怜ちゃんがミュージカルのステージで歌って、踊り、ハツラツと演じている姿を見て、感動を覚えずにはいられなかったです。

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楽曲と脚本

ミュージカル全体の楽曲は、テーマの雰囲気に良く合っていて、歌と演技の繋がりも違和感なく観れました。

脚本については、もう素晴らしい!の一言です。
千秋楽の最終公演を観て来ましたので、多少ネタバレ的なことを書いても構わないかと思います。

※とはいえ、やっぱりネタバレを知りたくナイト(笑)いう方は、上の目次まで戻り「ネタバレ終了」までジャンプしてください。

ここからネタバレ





物語の第一部(休憩に入る前の前半)は創部までの部員集めに、マイたちが奔走するところまで。
創部に最低必要な部員となる6人の、それぞれの性格や背景がよく描かれていて、それが第二部の展開に見事な伏線となって活きていました。

休憩後の第二部、冒頭のストーリーにも書きましたが、部員は集まったものの校長たちの猛反対にあい、創部にはテッペイ先生が退職するという条件を校長に突き付けられます。

それをミオ先生から聞かされて知ったマイは
「たった一度だけ公演をやらせてもらえれば、ミュージカル部の存続は諦める。その代わりにテッペイ先生を辞めさせないで欲しい!」
と、校長に直訴したのでした。

この無謀な申し出には当然、校長先生は猛反対するわけですが、客席で観ている私でさえ、「おいおい、まだ創部したばっかなのに、そんな申し出ってアリ???」と、思うほど唐突でした。

が、しかし…(草)

この設定こそが、実はこのミュージカルのストーリーの骨格であり、テーマであったことが、最後まで見届けると分かる仕掛けとなっていたのです。

とにかく、ラストのミュージカルシーンに入ってからの盛り上がりが、実に素晴らしかった!

そのミュージカルの内容というのが、マイたちが入学してミュージカル部を立ち上げようとした、実際にあったことを描くものであり、物語の前半をなぞるように進行していきます。

その中で、まず蘭と妹・沙織の姉妹関係が修復されます。

次に、麗子と父である理事長の対立と確執の行方が描かれます。麗子の父は、自分の会社を継がせるため、社会勉強の場としての高校を用意するため、桜咲高校を買収しました。(わざわざ、自分の娘のためにですよ! 大財閥グループのトップという設定で、やることがでかすぎ!(笑))
それに反発していた麗子は、自分が本当にやりたいこと、「ファッションデザインの勉強をしたいので、フランスに留学したい!」という本音をミュージカルの中で父にぶつけます。

この「本音をぶつけてみて!」という設定は、麗子がデザインに興味があると勘づいていたマイが、舞台が始まる直前に台本を書き直し、麗子に渡したのでした。

このあたりの脚本(この舞台の本当の脚本のことです。あー、ややこしい!(笑))が素晴らしくて、ミュージカルシーンでの麗子と父親のやり取りが面白かったですね~!

さらに、実は舞台女優を目指したことのある校長と、将来を嘱望されながら家庭の事情で舞台演出家を引退し、なんと廃部する前のミュージカル部の顧問をしていた教頭との関係性などが、丁寧に描かれていきます。

そして最後は、テッペイ先生が実は、子供の頃に歌の下手さを同級生たちになじられてトラウマになり、唄うことが出来なくなっていたという過去があったのですが、ミオ先生とデュエットすることでそれを克服する…などなど。

前半で張られていた謎や伏線が、ミュージカル公演の部分で次々と回収されていくのは、観ていて本当に気持ち良かった!

ミュージカルが終わり、この物語の本当のラスト部分は、ミュージカルに出演して昔の演劇への情熱を思い出した校長がミュージカル部の存続を認め、顧問は教頭が務めて、テッペイ先生は副顧問として勉強するように、と言い渡します。

物語の主要な位置を占めていた理事長と麗子との確執も解消され、「フランスへの留学は高校を卒業してからだ!」とのお許しが出て、全てがハッピーエンドで舞台は大団円を迎えるのです!


※ネタバレ終了


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カーテンコール

演目終了後のカーテンコールでは、客席は総立ちのスタンディングオベーション!
主演の横山だいすけさんが公演終了の御礼挨拶をして、そのあと、
「チーム・レッドを引っ張ってくれた坂上マイ役の星名美怜さんから挨拶を!」
と振られて、美怜ちゃんが挨拶しました。

美怜は、

「部員役の6人はミュージカル経験が初めてだったんですけど、主要キャストやアンサンブルの皆さんのアドバイスのお陰で、一人も欠けることなく今日を迎えられました。“オープニングナイト”は今日で終了してしまいますが、皆さんの心の中には、きっと残り続けてくれると思います。今は大変な時期ですけど、パワーや勇気を与えてくれる“オープニングナイト”と一緒に、これからも生きていってもらえれば嬉しいです!」

と、少し涙声ながら、しっかりと挨拶してくれました。

もう、私も涙でぐちゃぐちゃになりながら、その姿をしっかりと目に焼き付けて参りました。

素晴らしい舞台をありがとう!
本っ当に、最高でした!


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印象に残ったキャスト


小泉遥香

キャストで印象に残ったのは、まず、とき宣のおはる!
とにかく美少女だし、歌もめちゃくちゃ上手い!
とき宣では一番人気だと聞いていますが、それも当然だな、と感じました。

杏ジュリア

同じくとき宣の杏ジュリアは、ダンスが上手いという役柄でしたが、本人の実力もそれに見合っていましたね。

竹内夢

フードファイター奈央役の竹内夢ちゃんは初めて見たんですけど、歌がメチャクチャ上手くて、声がバッチリ私の好みでした!
NHK「おとうさんといっしょ」の歌のお姉さんや、舞台「美少女戦士セーラームーン」にも出演していますね!

田口愛佳

それから、アンサンブルで出演していたAKB48(16期生、現役です)の田口愛佳まなか ちゃんが可愛かった!
その他大勢の生徒として、役名もない出演者の1人だったんですけど、アンサンブルの中では一番、目立っていましたね。
歌も上手いし、仕草や振る舞いがメチャクチャ可愛かった!
思わずTwitterとインスタをフォローしてしまいました。
「ありがたぐち!」😆
(↑上の写真の3段目、一番右端に写っている娘です。特に上の写真の たたずまいが可愛いでしょう?😉)

野々村真さん、三倉佳奈さん

後は、野々村真さんが何気に存在感のある役柄でしたし、なんとなんと三倉佳奈さんがあんなに歌が上手かったとは知りませんでした!

そして、星名美怜

公式パンフレットのQ&Aや、↑上のインタビュー動画で本人が語っていましたが、演じるマイの性格が本人と似ているところもあって、ハマリ役だったと思います。

主役のだいすけ兄さんより出番が多いんじゃない?というくらい、本当に、この舞台を引っ張っていたと思います。

この舞台、またぜひ再演してほしいと思います!

(後列左から)小泉遥香、星名美怜、河村花、前田悠雅、(前列左から)杏ジュリア、竹内夢


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特典付きチケットを購入しましたので、公式パンフレット、トートバッグ、クリアファイル、生写真のセットを頂きました。
はい、宝物です😉

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それでは。
最後まで読んでくれてありがとう。
また逢えるから、この言葉が言えるんですよね。
ごきげんよう、さよならDestiny!

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