新しい金魚鉢の探し方
母と娘と息子が旅立つ少し前に、我が家のボスが先行でドイツに降り立っていた。
ボスとは、子供たちの父親であり、私の夫であり、時々私の心の中でコヤツと呼ばれている人である。
幼い時息子は、私の父と一緒によく時代物テレビ番組を見ていた。
覚えた言葉は、
「てめえら、たたっ斬ってやる!」の決め台詞だ。
ボスは、何度も私にたたっ斬られそうになっている。
新しい外国製金魚鉢を見つけたのは、私。
その金魚鉢の持ち主から誘われた逸材は、ボスだ。
私は長年同じ会社で切磋琢磨している方をとても尊敬している。
そして転職もいい。
隣の芝生も大して青くないと知るのは良い経験となるだろうし、万が一青々としていたらこんなにラッキーなことはない。
今泳ぐ金魚鉢で、自分自身を酸欠の金魚だと感じることがあるのなら、私流の新しい金魚鉢の探し方を覗くことで、少しヒントを得られるかもしれない。
( 酸欠の金魚の話はこちらから )
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