ママやパパにも必要な「勇気づけ」【アドラー式子育て術】
今回のテーマは、ママやパパにも必要な「勇気づけ」について述べています。
子供がのびのびと自信をつけながら、成長するには、両親が自分のことを認め自信をもって生きているかどうかが鍵です。詳細を述べているので、是非、最後まで覗いてみてください。
1.ママやパパにも必要な「勇気づけ」!!
最初に言っておきますが、子育てに正解・不正解はありません。
100人100通りの子育てがあると思います。
でも、大切なことは共通していると思います。
怒られてばかりよりも、勇気づけられたほうが子供はやる気を出す。
子どもには無限の可能性があるし、自分で学んでいく力を持っていると信じることが大切です。
しかし、ママやパパ自身が元気でないと、なかなかそうは思えないものです。
「いつもよりイライラするな」、「細かいことが気になる」は心身が疲れていたり、寝不足や体調不良のサインだったりします。
子育てや家事、仕事に忙しくしているママやパパは、疲れていることにさえ気づけずにいることが多いです。
「心身一如」と言う言葉の通り、心と身体は繋がっています。身体が不調だと心も不調が表れるし、心が不調で身体に症状が表れることがあります。
「子どもは親の鏡」
子どもは、ママやパパの心の状態を映し出します。
どんなに、ママやパパが無理を効かして、勇気づけを行っても、ママやパパが元気が無かったり、自分に自信を持てずにいては、意味や効果がなくなってしまいます。
たとえ、ダメ出しばかりしている親でも、子どもはのびのびと心優しくたくましい子に育っていることはありますし、一生懸命勉強して、褒めてあげたり、勇気づけをしていても、どこか自分に自信を持てない子もいます。
その違いは、ママやパパが「たとえ不完全な自分でも、自分自身を受け入れて認め、自信をもって生きているかどうか」です。
だから、褒めなきゃ、勇気づけてあげなきゃ、また怒ってしまった、勇気くじきしちゃったな…等とあまり神経質になりすぎなくても大丈夫です!
子どもに怒りすぎたとしても、「そんな時もあるよね」と自分のことも許してあげてください。
子どもには、あとで謝りましょう ♪
「親なら子供の付き添いぐらい当然」
と思っているなら、気づいてください!
「当然と思えることこそ親の愛情です」
「それだけ子供の為にすでに頑張っているんです!」
「毎日、自分も良くやってる」と自分自身を「勇気づけ」てあげてましょう。
そして、パートナーの方にも是非、「勇気づけ」やってみましょう!
2.「自分を勇気づけよう!」
最近、自分を勇気づけましたか?
人は自分を大切にできないと、他人を大切に出来ないと言われています。
ママやパパの心のコップに勇気がないと、子どもの心のコップにも勇気を注ぐことはできません。
なので、まずは自分に勇気づけをしましょう!
「子育てを頑張っている」
「毎日、ご飯の支度をしているね」
「いつも家事お疲れさま」
「たまには怒ったっていいんだよ」
「弱音を吐いてもいいよ」
「失敗したって大丈夫!行動した証拠だ!」
子育てや家事、仕事など毎日頑張る自分を勇気づけましょう。
あなたは世界でたった一人しかいない大切な存在です。
この世に生まれて命果てるまで一緒にいる相手は、まぎれもない「自分」です。
「自分」を世界一応援し、味方になってあげましょう。
子どもの失敗が許せない人は、自分の失敗が許せない人です。
子どもに自分を投影して、子どもの失敗が許せない。
自分にダメ出しばかりする人は、子どもやパートナー、職場の部下にもダメ出しばかりしてしまいます。
まずは、自分を自分で「勇気づけ」て心のコップを満たしてあげましょう。
きっと自分や人の良いところに気づき、心が「勇気づけ」られると思います。
3.「立派な親」よりも「幸せな親」になろう!
「立派な親」になろうとしなくてもいいんです!
私の話になりますが、自分が発達の分野に就職をしたときに、憧れの先輩先生のようになりたくて、がむしゃらに頑張ってみました。
しかし、先輩のマネをしても、うまくいかないことが多かったのです。
「先輩のように子どもに関わっているつもりなのに…」
「もっとうまくできると思っていたのに…」
「こんなに頑張っているのにどうして自分はダメなんだ…」
とメソメソと弱音を吐いていた時、先輩がこんな言葉をかけてくれました。
「私も、あなたくらいの時は苦労したわ。そんな時もあったけど、子どもたちが私を成長させてくれたの。あなたも、きっと大丈夫よ。今のこの時が、のちにあんなことがあったな~って懐かしく思うときが来るよ。誰かと比べるんじゃなくて、あなたらしくあなただからできるやり方で、全力でやってごらん。子供は敏感よ。大人の気持ちがいつのまにか伝わって、受け止めているからね」
先輩に勇気づけしてもらいながら、私は気づきました。必死になってうまくやろうとしてド緊張しているのが子供たちに伝わっていたんだと・・・・・・
背伸びをしなくてもいい。理想を持つことは大事だけれど、理想が高いと現実の自分とのギャップや周りと比較して苦しくなってしまいがちです。
私も子どもたちも一緒にゆっくり成長していけばいいんじゃないか。
そして、何でもこなせるスペシャルな完璧療法士を目指すのをやめて、幸せな療法士になることを決意しました。
たとえ、何でもそつなくこなすことができなくても、子どもと一緒に笑い、日々の小さなことにも気づけて幸せを感じられる療法士になろうと思いました。
子育て中の親も同じだと思っています。
完璧でなんでもこなせるスペシャルな完璧人間がこの世に存在しないように、完璧でなんでもこなせるスペシャルな完璧親はこの世に存在しないのです。
だから、できないことに焦点を当てるよりも、できていることに目を向け、高すぎる目標ではなく、1.1倍の目標を持ち、今を全力で生きてみましょう。
「全力」の仕方も、がむしゃらに全力疾走するのではなく、「休むこと」やゆっくり歩いてたまには寄り道しながら進みましょう。その方が、大事な発見があったり、視野が広くなります。
「こんな自分でもOK」と、日々の自分を認め、勇気づけましょう。
「立派なママ・パパ」でなくてもいいんです。
「不完全な自分を受け入れる勇気」を持ち、肩の力を抜いて、笑顔でより添える「幸せママ・パパ」になり、子どもと一緒に成長していきましょう。
「もっと親はちゃんとしなくちゃ」
「立派なママ・パパにならなきゃ」
そうおっしゃる方もいますが、立派になる必要はありません。
子どもは自己教育力を持っています。
自分で自分を成長させる力をすでに持っているのです。
だから、何でもかんでも教えようとしなくてもいいんです。
自宅で、子どもの先生にならなくてもいいんです。
子どもがすくすく成長するためには、自分も肩肘張らず、自分も楽しくしていればいいんだと思います。
以上! 【ママやパパにも必要な「勇気づけ」について】でした!!
最後まで、拙い文章を読んで頂きありがとうございます♪
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