見出し画像

夢中で生きれるって楽しい! vol.34

今日、16歳の娘が突然、ママ!ピアノ教えて!
と言いだし、1時間程没頭して弾いていました。

娘はピアノを習った事はなく
今、おそらく人生で初めて両手で音楽を奏でています。

それは、それは楽しそうに。

私は3歳から10年間ピアノを習いましたが
結局10年間、楽譜を読めるようになる事がなく

完全に丸暗記するまで、弾きまくるしかありません。

ピアノ教室では、一曲弾けるようになったら
また新しい曲。

弾けるようになる嬉しさよりも
ひたすらやってくる、新しい試練が嫌で嫌で

いつになったら、この試練から解放されるのか?と
そればかりを考えていました。

それよりも、自由に伴奏を付けて、弾きたい曲を弾いている時が一番幸せでした。

ある日、何で私にピアノを習わせたのか、母に尋ねてみたところ

どうやら、3歳の頃の私が、将来ピアニストになるから
ピアノが欲しいと、懇願したらしく(涙)

今思うと、かなり贅沢な話しです。

中学に入り、部活が忙しくなったのを言い訳に
ピアノをやめましたが

今でも無性に弾きたくなる時があります

思いのままに
今弾きたい曲を奏でる
それがとても好きです。

心地よく、気持ち良く、至福の時間です。

私にとって
ピアノは自分を自由に表現する場で

そして、壁にぶち当たるとたちまち嫌になる癖があります。

きっと、子供の頃の私は
上手くなりたかったわけではなく
ただ、好きな事!だったのだと思います。

暫くピアノを弾いていなかったのですが
少し前に、家に一日中、誰も居ない日があったので
久しぶりに弾いてみたくなりました。

しばらく気持ち良く弾いていると、ある感情が湧いてきました。

『ちゃんと楽譜通りに、曲を弾いてみたい』
それは、私がずっと、苦手だと目を背けていた事です。

せっかくなので、我が子の好きな曲を弾いてみたところ
全然上手く弾けず、悔しくて、夢中で練習しました。

少しずつ、少しずつ弾けるようになり
両手で弾けるようになった時には、7時間も経過していました。(これだけやってサビだけ)

それでも、段々出来るようになる事が嬉しく
没頭している時間は、幸福感と充実感に満ちており

もっとやりたい!もっと上手くなりたい!という
欲求が出て来ました。

そんな体験を経て、思った事があります。

人は、やりたい!と言う気持ちが湧き
まずは、自分でやってみて、壁にぶつかり

何で出来ないんだ!?
どうすれば克服できる?と何度もトライし
出来ないが、出来るようになっていく事が楽しい

まずは、自分の心と会話し、自分で行動し、自分で考え、葛藤する時間と言うのは、とても重要だと感じました。

もしも自転車に乗れるようになる前に
必要だからと、自転車教室に通わさせていたら
自転車の練習が嫌いだったかもしれません。

生きる上で、先人の知恵を借りる事は
人生がより豊になる、とても良い事だと、私も感じておりますが

先人の知恵ありきの人生になってしまうのは
何か少し、違う気がします。

自ら克服すると決める事は、必ず必要ですが
自分の、やりたい!と言う気持ちが先。

やりたい!が出て来て、はじめて、出来ない事を克服する力が湧く  

やりたい事のために、やりたくない事をやり抜く力が湧くのだと思います。

できようが、できまいが、明確なビジョンを持つ事を大切にして、夢中になって生きる事を楽しみたいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?