言葉の重みを知ること
教訓を捨てる者は命を軽んじ、戎めを重んじる者は悟りを得る…
教訓とは「為すべきこと」を、いかに為すかであり、
「為すべきでないこと」を、いかに為さないかです。
相手の善いところは心から褒め上げ、相手の悪口は一切言わない…
これが教訓と戎めです。
知恵ある人は言葉数が少ないものです。
なぜなら、言葉が多いと余計な係わり事、余分な世話事が増えるからです。
逆に愚か者は、洗いざらい喋りまくり、
抱えなくてもいい問題まで抱えこんでしまいます。
無責任で興味本位な噂話は、口当たりの良い食べ物のように、
舌に、喉に、腹の中に吸収され沁み込みます。
しかしそれは、あなたの善良な心までをも、麻薬のように蝕んで行きます。
まず、舌を戎めのフタで閉じること…
「命を愛し、さいわいな日々を過ごそうと願う人は、
舌を制して悪を言わず、くちびるを閉じて偽わりを語らず、
悪を避けて善を行い、平和を求めてこれを追え…」
「為したいこと」だけでなく「為すべきこと」を心から求めることです。
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