#81 ビッグマックから経済がわかる?ユニークな経済指標「ビッグマック指数」。
今週はマクドナルドでビッグマックのCMをしていますね。
それで思い出したのですが、ビッグマック指数という経済指標はご存知ですか?
馴染みのあるビッグマックから経済がわかる?
▶︎ビッグマック指数とは
1986年、イギリスの経済雑誌が発案した経済指標で、各国のビッグマックの販売価額を発表されています。
ハンバーガーではなくて、“マクドナルドのビッグマック”と商品を絞っているのがポイント☝️
ビッグマックであれば、どの国でも、同じ製造工程、原材料や人件費、水道光熱費などを使用して作られます。
すなわち国家全体の経済状態を表す基準として比較しやすいのです!
▶︎ビッグマック指数で日本は何位
イギリスの週刊新聞『エコノミスト』より2021年7月の最新のランキング。
USDとその国の通貨を比較しているためアメリカの価格が100とした時、果たして日本は?
日本の指数は62.8%で、世界全体で31位。アメリカのビッグマックよりも4割安い。
こんなに安く買えるんだーと、そう喜んではいられないのです。
▶︎ビッグマック指数から何がわかるの?
一言で言うと通貨の購買力格差がわかる。
噛み砕くと、円と他通貨を比較した時に、円の価値ってどうなの?
がわかる指標です。31位ってことです。
ちなみにGDP(国内総生産)はアメリカ、中国に次いで3位でも、通貨としては31位。
通貨の価値と経済規模は異なるということです。
そして、表の通りアメリカの物価は緩やかに上昇しています。
直近20年の株価と一緒で右肩上がり。経済発展の証です。
日本はというと、ここ20年間平行、、、
つまり日本ではデフレ(物価が安い)だけど、賃金も上がっていないよーという状態が続いているんです❗️
(余談ですが私の賃金は悲しいほど変わっておりません😱)
最近は1ドル130円近辺と円安と進んでいるので、さらにランキングは下がるでしょう。
▶︎おちおち海外旅行も行っていられない
この購買力平価が下がるということは、日本より上位国の人びとが日本に旅行に来るのはお得だけど、日本人が旅行をするのは、めっちゃ費用がかかるということです😵❗️
日本で1,000円以内のビッグマックセットが、アメリカだと軽〜く千円超え。
えっ、ファストフードじゃなくて、もう少し美味しいものが食べたい?
レストランだとチップも払うので、、、
いくらかかるでしょうね〜😅
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