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キャリアないまま40歳で会社やめたった

タイトルの通り。
キャリアがないまま40歳になってしまったので、「そろそろきついな~!」とおもって昨年度末に会社を辞めてしまった。

新卒から1社に勤め続けたので、これが初の辞職。
転職先は決めてない。
IT業界にいたが、そのスキルを使えるところに本格的な再就職を求めるつもりもない。まあ名ばかりの主任止まりでは良い就職も望めないだろう。

他に転職できそうなスキルはあるんですか、といわれると、「ない」としか答えようがない。

じゃあどうするの、と言われると、「さあ、どうするんでしょう」としか答えようがない。

大丈夫なの、と言われると、「少ないですが貯金があるのと退職金をもらいましたので、これでしばらく生活するつもりです」としか答えようがない。

冒頭で、理由を「そろそろきついな~!」の一言で簡単に集約したものの、20代からずっと仕事につらさを感じ続けて、30代半ばから仕事をやめるかどうかについて何度も葛藤し、悩みつづけていた。少しは転職サイトを使ってみたり、人にも相談してみたりした。それでこの結論に至ったのだから仕方ない。

う~ん、文字にするとやっぱり暗い。

私はやめたことをネガティブなことだとぜーんぜん思っていない。

これだけ何も将来の道を考えずやめられるのには、たくさんの環境の幸運もあった。両親が豊かで私からの金銭的な支援が必要ないこと。自分自身が健康体であること。生活を維持してあげなくちゃいけない動物や植物たちと過ごしていないこと。私の人生で振り回されてしまうような配偶者や子供がいないこと。

貯金と退職金のおかげで、しばらく考え事や好きな事ばかりしてよい時間を過ごせるだなんて、恵まれている。

今この年齢になってから自分を自由に見つめなおす時間をもらえるのは、人生のテンポの遅い私にはありがたいことなのだ。

最近は毎日が楽しくて楽しくて仕方ない。

せわしなくイベントに巻き込まれているわけでも、夢や目標が見つかったわけでもないが、時々心に残る出来事や、しみじみと振り返る出来事があるなあと思っているので、そういうのを自分の記録用にも書いておこうと思い筆をとった。

未来に「こんなつもりじゃなかったのに」と他人や社会に八つ当たりをしないことを誓い、「私は自分でこれを選んだ」と、はらの中に落としこんでさえおけば、世の中なんだってオッケーだろう、と思う。

とりあえず夏にフィンランド行きたいな~。


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