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夢なのか、夢じゃなかったのか?

小さいときに『あれは夢だったのかな?』と思った経験は無いだろうか?
私には1つだけそんな記憶がある
私が4歳の時だった

最初の場面
夢か夢じゃない世界にいた
その時の気持ちは、『ダメだ、このままじゃうまくいかない。戻ろう』だった
戻り道の風景はいたって、へんちくりん
私の前にクネクネした道があり、その両脇には4、5歳が描いたような
ピンク色のお花畑で埋め尽くされていた
とても気色悪かった

私にはお付きの者がいた
道案内人の顔をした見張り役といったところだろうか
確か男だったような気がする
とても丁寧で、スーツを着ていた
この人を怪しく感じ、私は信じなかった
でも会話は、『今日は天気がいいですね』みたいに平和的に進む

歩いている道にはこんな特徴があった
道の右側5mくらい先のところ
そこに番号の付いた扉があった
この番号は、自分の年齢に対応するようになっていた
だから道を進めば進むほど、数字が小さくなっていく

例えば30の扉を開こうと思ったら、自分は30歳に戻ることを意味している
ただし、すべての年齢のところに行けるわけじゃない
実は、メインの道から小道が延びていない番号の扉は開くことが出来ないのだ

小道のあるところの数字を見てみると、ある共通点に気がつく
全部、心が苦しかったときの年齢やん

これに気づき、じゃあどこの年齢に行くかが問題となった
覚えている数字だけで言うと、㉔ ⑬ ⑧ ④ ①だ
24歳の時に就職先で大変
13歳の時に母の妊娠で一悶着
8歳の時は小学生の時かな、人間関係・集団行動が得意じゃないので大変
4歳の時は初めて幼稚園に行って、家族以外の人間関係を学ぶ
何で1歳が入っているかと言えば、父を失っているからである

何か現実で嫌なこと、失ったことがなければ
どうも戻ることが出来ないらしいのだ・・・

歩けば歩くほど時間が無いように感じた
私が選んだ年齢は4歳
どうしても7歳より前に戻りたかった
でも長い間、その理由を思い出せないでいた
”神様が見える子供たち”のオンラインサロンに入会して、少したった頃に思い出した
『心の悪魔のタイプが7歳までに決定される』
これを聞いたときに、だから7歳より前に戻りたかったんだと理解した

心の悪魔のタイプは、上のタイプ3つと下のタイプ3つの合計6タイプある
人間の中には悪魔が7体あって、一番強いのが心の悪魔なのだそうだ
この心の悪魔は自分が入れそうな体を探し、そこをすみかにする
悪魔が自分の体に入るのは、悪魔優勢の地球では仕方が無い
しかし、どんなタイプの悪魔が自分の中に入るかによって
人生がガラッと変わるのならば、入る前に手を打つ必要がある
行動次第で意図的に選ばせることが出来るならと
この時の私は、勝負に出たのかもしれない

メインの道から小道を進み ④ の扉の前に立った
”この扉を開けるとどうなるか?”
”どんなことに注意しなければならないか”を
案内人に聞いた
1つだけ覚えているのは
『一週間経つと体には入れなくなるから注意してくださいね』
ここは記憶がちょっと曖昧で自信は無いが
何か液体状の忘れ薬みたいな物を飲んだ気もする
この扉に0~9の数字のプッシュボタンがあり、暗証番号を入力した気もする

そして扉を開ける前に
生きるのに一番大切な思いを胸に刻んで行こうと決心した
考え出したら、あれもこれも出てきてしまいラチがあかなかったから
とりあえず、扉を開けることにした
体には1週間以内に入ればいいのだから
4歳の自分をよーく観察して、その言葉を1つに絞ることにした

扉を開けて一歩踏み出した
今からまた、苦しい人生が始まる
決して平気ではなかった

扉の向こうに立って、案内人に挨拶して扉を閉じた
さぞかし見張り役もほっとしたことだろう
逃げずに彼の望むところに行ってくれたと思っただろうから

この世界では人外の魂を持つ者は蹂躙されている
悪魔は、寿命が160歳くらい
永遠の命を持っている魂がうらやましいのだ
しかも、新しい考えや物を生み出すことの出来る存在を
利用価値があると考え
どうしても手放すわけにはいかないのだ

さて、戻った私は4歳の自分をまず探すことにした
トイレの扉から出てきた私は、リビングの方に行き彼女を発見した
たぶん2、3日観察して心を決めた
後ろから体にスッと入った
入った瞬間は慣れず、違和感があったがそのうち慣れた
記憶はいつ忘れるんだろうと思った
2週間もしないうちに、それまでのことはあんまり思い出せなくなった
断片だけ覚えていた

この2週間の間はよくトイレの扉をじーっと見ていた
もうあの数字を覚えていないし、どうしよう・・・とか
開ければ、あの花畑が広がっているんじゃないか・・・とか
現実、そんなことはなかった

ただ1つ、はっきり覚えているのは
『本当のことを言ったら終わり』という言葉

これが私が唯一、4歳の自分のために残したもの
これだけは今まで一回も忘れたことがない
4歳の私に強烈に刺さった言葉
たった4歳でこんなこと思うのかな?と後々まで違和感として残り続けた

オンラインサロンでこんな話をしていた
『思いというのはトンネルになっていて、未来の自分から答えをもらえるんだよ』

この話しを、あの戻り道のさなか
思い出したんだろうと思う・・・
自分は思いを持って過去に行っている
トンネルの中を歩いているように感じたはずだ
だから思いを1つなら4歳の自分にプレゼントできると確信したんだ

今になって、色んな事がつながってきた
やっぱりこの世界はループしている
夢なんかではなかったと思っている

このループから脱出するには、永遠の命の作り方を悪魔が自分自身で学ぶ必要がある
魂から聞き出そうとしたこともあるらしいが
『愛で作られてる』という抽象的すぎる言葉故
悪魔は作り方が分からず、結局のところ今の今まで奪えていない

このループが続いてしまったら、過去の自分を守れる言葉を探す必要がある

今の私に出来ることは
考えること
真剣に考えることだけだ

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