3月22日 月曜日 10時 | 本の選び方・買い方
ネットで見かけた本をすぐに買わないようになって数年経つ。
サイト上で試し読みができればする。また、図書館に蔵書がないか探す。
試し読みができても図書館で借りれるならなるべく借りるようにしている。手にとった感触や、深いページの印象などは、やはり実物でないとわからない。(図書館に置いてないケースも多々有り、そういうものはメモしておいて、書店で探し、手に取ってみる。)
図書館で借りてそのまま完読してしまう本も結構あり、そういう本もメモしてある、「もう一度読みたくなったら今度は買う」とコメント付きで。
私の場合このように、本を見つけてから購入に至るまでかなり面倒くさい経路をたどる。全部ではないが、本線はこの選び方・買い方である。
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本好きが集まると、それぞれがどういう選び方・買い方をしているか、という話になることがたまにある。
これまで聞いた中で、強く印象に残っているものをふたつ。
その友人は、本は必ずカードで買う、という。絶対に後回しにしないのだそうだ。あとになって「あー、あれ買っておけばよかった!」ということが仕組み上起こらないようにしているとのこと。
自分も古本屋に足を運んだときはこのモードに入る時があるなと思って聞いていた。
以前勤めていた会社の先輩は、関連する本は全部買う、という。知識欲旺盛なその人は、なにかに興味を持つと、調べ上げて理解せずにはいられなくなるとのこと。普通の人なら「まずは入門書から…」とやるところを、その人は関連書籍を根こそぎ注文するという。すごい。豪快。
ちょっと憧れる買い方(なんせ選んでない!)だが、資金がいくらあっても足りなそうだと思った。あと、断捨離が大変そう。その人は断捨離も豪快そうだったけど。
本の選び方・買い方はみんな独特のスタイルがあっていいし、独特なスタイルの話を聞くのは楽しい。
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ネットで本を検索することが多いと、本のレビュー・評価を必然的に目にする。
レビューが邪魔くさいと思うこともしばしばあるが、レビュー文化に対するそういう浅い感覚は本質的なものではない。
レビューがあることが単純にありがたいケースがある。
お高い専門書の新刊や復刻版で、かつ、図書館にも蔵書がなく、極めつけはオンデマンド版のため書店にも置いてない…となると、購入ボタンを押すのはかなり勇気が要る。上述の彼らなら「とりあえずカードで買っちゃいなよ。」「興味のある分野の本なんでしょ?買うでしょ。」と言いそうだが、私はどうもそのように大胆になれない。このようなケースに当てはまる書籍に対してレビューが書いてあるととても助かる。安心する。たくさんのレビューは不要だ。書籍の内容に言及した率直な文章が一つでも付いていれば非常に参考になる。
SN
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