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4月17日 土曜日 22:30

シュタイナー『バガヴァッド・ギーターの眼に見えぬ基盤』

シュタイナー『バガヴァッド・ギーターの眼に見えぬ基盤』を読み始めた。外的な肉体の部位機能として「眼」を訳にあててあることに気がついた。 肉体的な眼に見えない、隠された「基盤」についての講話である。

魂の不滅という話(コンテンツ)は、まもなく死ぬ運命にあるソクラテス(状況、コンテクスト)を通して語られるから力を得る。(P.19)

(高次の存在の準備を無視し、)一般に概念、理念は、人間の中におのずと生じてくると信じられている。 この全く内的な営みが外的な物質的存在から刺激されることに生じたものに他ならない、ということを証明するために殆どの哲学書が書かれている。 =図書館にある殆どの哲学書が間違っている。(P.46~47)

クリシュナは人類全体の中で初めて、抽象的な思考(イデア的思考のようにも読める)を行使しながら、超感覚的世界の認識のための出発点をアルジュナに与えた。(P.50)

エピクテトス『要録』(『人生談義(下)』)

自分の力が及ぶもので自然に反するものだけを忌避するように努力(意識的にコントロールできるものをコントロールするには努力が必要だ)するならば、 忌避するものに遭遇することはない。だが、自分の力が及ばず自然に従うもの(病気、死、貧困など)を忌避するならば不幸になる。 また、欲求は当面引っ込めておけ。(2)

出来事が君の欲するように起きることを願ってはならない。むしろ、出来事が起こるがままに起こるように願うのが良い。そうすれば道が開ける。(8)

日記

自分が正しいと思うこと、こうあるべきと思うこと、自分が自分のアイデンティティ・基盤だと信じていることが、完全に間違っている可能性があることを計算に入れておく。

嫌な記憶は、冷静に取り扱えばコントロールできる。 誰かになにか嫌なことをされた、誰かになにか嫌なことを言われた…という類の嫌な記憶は、 彼らを中心とする世界レイヤーの範疇ではなにひとつ問題がなく、完璧で、良いことでも悪いことでもない、ということに気づくこと。 この事によって彼らの言動を赦すことができる。 そうすると記憶の脅威は去り、たんなるメモリとして自分のコントロール下に置くことができる。 コントロール下に置ければ、それは思考のリソースとすることもできる。

ウェイツキン『習得への情熱』

第一章を読んだ。

他の小学生プレーヤーがなるべく苦労なくストレートに勝とうとする傾向が強い中、 7歳のジョッシュ(著者)は、ときにはわざと、困難な状況へ自分を追い込み、難しい局面を打開する中で自分の持ち味を発揮し勝つことを好む。 難しい局面を深く読むことに慣れている子供プレーヤーなどいるはずもなく、 ジョッシュはどんどん勝ってレイティングを上げていく。

日記追加

SNSデトックスを始めて数日経つ。

余計なインプットをシャットアウトすることで得られるものの価値は、実際に余計なインプットをシャットアウトしてみないとわからない。「結果として」余計であることは事前にはわからない。だから、過去の経験を冷静に分析してみて、余計なインプットが入り込む経路を絶ってしまうこと。冷静に、理性的に分析する必要があるのは、死活問題になるインプット経路を絶ってしまうとまずいから、ということもあるが、死活問題になるインプット経路など殆ど無いに等しいことを見過ごさないためだ。

SN

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