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もっと知りたい、生理のこと。第一回目「生理のしくみ」

みなさま、お疲れ様です!

「ココロミタス」第1話いかがでしたか??

今回ココロミタスの撮影にあたり、丹羽咲江先生の取材にご協力いただいたライターの河合桃子さんに「生理」について寄稿していただきました。

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■もっと知りたい、生理のこと。第一回目「生理のしくみ」

生理の不調は人により様々ですが「自分の体なのに、なぜこんなに痛かったり苦しくなるの?」って思うことがありますよね。その「なぜ」を解決することで、少しでも多くの女性のそれぞれの“辛み”がほんの少しでも解消できたら…そんな思いを込めて、『ココロミタス』では「生理について」まとめたいと思います。

●生理はなぜ起こるの? 現役レディスクリニック院長が解説します

名古屋市内の国立病院で勤務後、「咲江レディスクリニック」を開院し「優しく温かく冗談を交えながら不安を和らげてくれる」と評判の丹羽咲江先生に伺いました。

「生理が起こる子宮は元々は赤ちゃんを育てる場所ですよね。子宮の排卵の時期になると子宮内膜という赤ちゃんを育てるフカフカのベッドが厚くなるのですが、妊娠が成立しなかった場合、排卵の時期から二週間経過したところで、不要なものとしてベロンっと剥がれて月経血となって体外に排出されます。いわゆる子宮のデトックスみたいな感じです」

デトックスとはいえ、生理によってホルモンバランスが乱れ体や心に不調が出る方もいます。丹羽先生が解説します。

「生理前はエストロゲンというホルモンとプロゲステロンというホルモンがたくさん出るのですが、それが生理直前にガクッと下がるんです。そのホルモンがなくなることで心や体に様々な症状が出ます。いわゆる生理痛と言われる下腹部痛だけでなく腰痛や頭痛、胃のむかるきや怠さ貧血に眠気、ホルモンバランスの乱れやデリケートゾーンの不快感からのイライラや憂鬱が起こるのです」

●生理はいつからいつまで? 「初潮の平均年齢は12.3歳、閉経は50.5歳です」

初潮が来る平均年齢は12.3歳と言われていますが、いろんなケースもあるようです。実際に丹羽先生のクリニックに来ていた患者さんでこんな方もいたとか。
「初潮は通常10歳から12歳くらいに始まることが多く、日本の初潮の平均年齢は12.3歳と言われています。そのため中学校を卒業しても生理がこない時は婦人科に行って診ていただいた方がいいと思います。実際に私の患者さんで10代で生理が来ず、ずっとホルモン治療を続けたのですが、彼氏ができた途端に胸も大きくなって女性ホルモンも分泌されるようになって、ハタチになって生理がきた方がいらっしゃいました。いかに生理が女性のメンタルやホルモンのバランスに影響されるものかわかりますよね」

では閉経が早すぎるとどんな影響があるのでしょう?

「基本的には45歳から55歳頃が病的ではない閉経年齢と言われていますが、45歳前に閉経した場合“楽で便利”ではなく、足りないホルモンを補う治療など何かしら施した方が良いと思います。しかし今では50代でも現役バリバリでセックスライフが充実して活発な女性も多く、55歳を超えても閉経を迎えない女性も若干ですが増えています」

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今回はここまで。次に続きます

河合桃子
@momo19773

”フリーライター歴20年以上、主に男性週刊誌を主戦場に“女性の性”を追いかけ記事執筆やグラビア作りに関わってきました。こちらでは小学生の男児女児を育てるシングルマザー“マン”として女性を元気にするコンテンツをお届けしたいです”

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