元気そうに見せる人
先日、義弟(夫の弟、数年にわたり自宅療養中)からショートメッセージの返事が来た。
noteに書いていなかったが、その日のうちに返信はもらっていた。
“ 迷惑なんて少しもなく、むしろ気持ちを楽にしてもらってます”
だいたいこんな感じの内容。
わざわざメールをくれたこと、その文面も嬉しかった。
メールが来たから、体調は良くなったのかなと一瞬は思ったけれど、やはり安心はできない。元気ではない様子を見たばかりだ。
自分を振り返ると、夫からのモラハラでどん底の時期も、人からのメールに返信は欠かさなかった。
(追記:訂正。モラハラの初期には返信できず、結婚前の職場の人間関係は縁が切れてしまった。その後、子育てが始まってからは、子どものためという気持ちもあり、親戚や友人への返信はできていた。)
義弟は、私には礼儀正しいし、社会人時代からの習慣もあって、きっちり返信してくれたのだろう。
元気でもないのに返信をくれるところが義弟の長所。ただ、気を遣えるということは、言い換えれば周囲を気にしているということでもある。これは長引く体調不良の一因にもなっているのではないか?
“気持ちを楽にしてもらってます”
これは、私にはとても嬉しい言葉。
手放しで喜びたいほど。
でも、気持ちが瞬間的には楽になったとしても、ずっと楽ではないだろうな。
家から出ていない、という無視できない事実がある。
これまでも、人の気持ちを考えて人が喜ぶことを優先して、自分の気持ちはおろそかにしてきたのではないだろうか?
もう一年以上も前に、義弟から「元気になったんで」と直接言われたことがある。でも、元気になっていなかった。
義弟には全快でなくても「元気になった」と言ってしまう性質がある。体調不良を抱えている、と思っておくに越したことはない。
夫の実家では、義弟が苦手とする義父と夫はともかく、義母が義弟の言葉を信じて体調不良を軽視しているところが、私には歯がゆい。
義理の姉という、いくらでも放っておける立場だけれど、つかず離れず、離れっぱなしにならないように、見守っていきたいと思う。