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【腰痛闘病記⑫】いつのまにか入院中の楽しみになっていたコト


こんばんは、micoです。


平日は午前と午後に1時間ずつリハビリをしています。背骨が歪曲して立ったときに明らかに体が曲がっているので、ストレッチや筋トレをして体をまっすぐに戻すようなリハビリです。


私の担当をしてくれている人(理学療法士)は、午前と午後の2人います。20代と30代の男性です。どちらも話しやすくて、分からないことを聞いたら丁寧に教えてくれます。なぜ背骨が曲がっているのか、なぜそのストレッチが痛いのか、1人でするときはどういうふうにしたらいいのかなど質問してしまう私は面倒くさい患者なのかもしれません。世間話もしてくれて、おかげでリハビリが楽しいです。


腰の調子が悪いときは、リハビリ後に悪化していないかを心配して夕方に病室まで訪ねてくれたこともあります。優しいを通り越してありがたいなぁと思います。親身になって私の体のことを考えてくれることは本当にありがたいです。本人はこれが仕事だから…と言うかもしれませんが、仕事に対する熱意が伝わります。


隣の病室のおばあちゃんなんて、リハビリ担当の方と18時過ぎに廊下で30分ほど歩くトレーニングをしていました。廊下から一生懸命に取り組んでいる声が私の病室まで聞こえてきました。もう勤務時間は終わっているのに、そこまでしてリハビリをしてくれるなんて…★私がそのおばあちゃんの家族だったら、本当に嬉しいし感謝すると思います!


残念なことに、土日はリハビリはありません。2時間のリハビリがないだけで、1日が長く感じました。リハビリできないことよりも、担当の方たちとお話したいなぁ♪という気持ちがあることに気づきました。もちろんスタッフの方には土日ゆっくり過ごしてもらいたいし、家族との時間も大切にしてもらいたいし、土日まで働いてほしいなんて全く思っていません。


私は普段、人と関わることを積極的にしようとは思っていません。なるべくなら関わらないでいい方向に行きがちです。そんな私が、人との関わりを求めていることに自分でも驚きました。


リハビリのスタッフの方たちと接することが、入院生活にハリを持たせてくれているのかもしれません。あるいは、リハビリする時間が心のよりどころになっているのかもしれません。


人と関わることの8割は、煩わしくてエネルギーを使うことだと思っていた私が(極論すぎる)、こんなにも人と関わることが温かいと思っているなんて不思議な感覚です。入院して心も体も弱っているからそう思う…ってことはないと思いますが。


月曜日が来るのをワクワクしながら、まるで明日が遠足の小学生のような気持ちでリハビリの時間を心待ちにしています。

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