休職中の情報発信について思うこと~内向きと外向きの言葉について~
こんにちは。ゆっきーです。
高校教員として3年働き、3年目の後半にうつ状態及び身体表現性障害と診断され、休職→退職→転職という道を歩んできました。
休職中、私はTwitterで情報発信をしていました。過去の記事でも書きましたが、休職中に実践したことでお勧めできるものとして私は情報発信が良いと思っています。
なぜかというと同じ悩みを持つ方々と交流することができるからです。休職中は一人での戦いになります。一人でも悩みを共有できる人がいるだけで本当に心強いです。
しかし、情報発信はメリットばかりではありません。今回は私が休職中の情報発信について考えることを書いていきます。
言葉には内向きと外向きの言葉がある
私は言葉には2つの「向き」が存在すると考えています。それは「内向き」の言葉と「外向き」の言葉です。
内向きの言葉は自分のむけられる言葉、脳内での会話です。一方外向きの言葉は他人と会話をしたり、誰かに向けて書いたりするときの言葉です。
私たちは日常この二つの向きの言葉を使い分けてます。例えば、息子が悪さをして怒っている母親が電話対応するときのことを思い出してください。電話が来ると母はワントーン声をあげて「もしもし○○です」と話し始めます。そして電話を切るや否や「全く、あの子ったらなんでああなんだろう」と今度はワントーン下がった声で怒りの混じった言葉になります。
皆さんがTwitterやFacebookに投稿するときのことを思い出してみてください。今日はあれもこれもたくさん書きたいことがあるけど、いざパソコンに向かって書き始めたら全く書き進められないなんてという経験はありませんか。あれもこれも書きたいとは「内向きの言葉」の状態です。それをTwitterやFacebookに投稿するために「外向きの言葉」に変換しなければいけないので、全然筆が進まないという事態に陥るわけです。
誰かに自分の発言が見られるんだと考えると思考の制限がかかってしまいます。休職中はせっかく自分一人でいる時間が長くなるのに、ずっと外向きの言葉ばかり考えていると本当の自分の気持ちに気付く機会が失われてしまいます。
そんな時は、いったんパソコンを閉じ、スマホも電源を切り、一冊のA4ノートとボールペン、それとコーヒーを用意して、何のためらいもなく、思考をそのまま内向きの言葉を書き出してみるといいと思います。
私は以前の記事でモーニングページをおすすめしています。
モーニングページとは、毎朝、手書きで自分の気持ちをノートに書くことを言います。モーニングページを提唱したのは、アメリカ出身のアーティストでありアートディレクターでもある、ジュリア・キャメロンさん。著書「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」の中で自分の心を見つめ直し、創造力を育てる方法として紹介しています。
モーニングページで大切なことは「内向きの言葉」と向き合うことです。どうしてもSNSに発信すると誰かが見る前提での文章となるので、自分の内向きの言葉そのままとはいきません。内向きの言葉、つまり自分との会話を毎日繰り返すことで、何が自分にとって大切なのか、何が幸せなのか、わかってくるものだと思います。
情報発信をおすすめしていますが、同時並行で、自分の「内向きの言葉」と向き合う時間もつくってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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