【ポジティブ思考で、前に進む人と停滞する人の違い】 リフレーミングを考える

ご覧いただきありがとうございます。

NLPメンタルコーチの淺野高広です。

お読みいただきありがとうございます。

今回は『 NLPのリフレーミング』について、ちょっと面白い考察をしてみました。

ちなみに、今回のお話しに出てくるリフレーミングの定義はこちらです。

「ネガティブな出来事をポジティブな出来事に変換する方法」だと考えてください。(※いろいろなリフレーミングの仕方があります)

心理的な枠組みを変えて活用するリフレーミングテクニックの一つです。このリフレーミングを使ってポジティブ思考になったのに「前に進む人」「停滞する人」がいるんです。

それは、なぜでしょうか?

・・・。

その前にリフレーミングについて少し説明いたします。

【リフレーミングとは何か?】

リフレーミングと言うのは、簡単に言うと出来事に意味付けしている枠組み(フレーム)を変えていく手段。 僕たちは普段から無意識にできごとや、言葉や、行動に枠組みをかけて意味づけしています。

例えば、

上司に厳しい指摘をされると

「上司は怒っている」という枠組みで見ている人は、「自分はいつも怒られている」など意味づけしていきます。

でも、上司に厳しい指摘をされたときに

「上司は自分のことを考えてくれている」という枠組みで見てる人は「気にかけてくれている」と意味づけしているので、見え方も違ってきます。

ポイントは、この枠組みを自分自身が無意識に作っていると言う事なんですね。

だとしたら、

その枠組みを自分自身で変えることができれば、   必要以上にネガティブにならずにすみます(^-^)

そして受け取る意味が変われば、その後の気持ちも行動も変わっていきます。

まとめると、自分の望む気持ちや行動につながるようにできごとの枠組みを変えていく。          この枠組み(フレーム)を変えるテクニックを          NLP心理学ではリフレーミングと呼んでいます。

【リフレーミングで前に進む人と、停滞する人とは?】

本題です。

リフレーミングで前に進む人と停滞する人がいます。

このリフレーミングが大好きな、会社員のAさんとBさん、2人の例で説明します。

Aさん
仕事でケアレスミスをしてしまいました。
部長に「なんでこんなミスしたんだ!」と注意された・・。あぁ落ち込むなぁ。

そうだ リフレーミングをしよう。

すると

・部長は僕のことをいつも気にかけてくれている。
・部長はいつも見ててくれている。
・部長は僕の成長のために言ってくれている。

ポジティブになりました。

そして

よし、仕事をもっと頑張ろう!!

さらに数日後、仕事をがんばっていると

部長から「頑張ってるね」と声をかけられました。

今度はBさんの場合です。

Bさん

仕事でケアレスミスをしてしまいました。
部長に「なんでこんなミスしたんだ!」と注意された・・。あぁ落ち込むなぁ。

そうだリフレーミングしよう!

すると

・ミスする自分も好きになろう。
・ケアレスミスは誰でもやるから大丈夫。
・僕はこのままで大丈夫!

ここままでいいんだ!!

ポジティブになりました。

今までと変わらず今までのような仕事を続けていましたすると。また似たようなミスをしてしまったのです。

そして部長にこう言われました。

「こないだ言ったばっかりじゃないか」とまた怒られました。

どちらもリフレーミングをして、嫌なことをポジティブに切り替えていたのですが、どうしてこのように違う結果になるのでしょうか(^-^)

ただし、Bさんがもし普段から自分を大切にできなく、自分はダメな人だなど、自分を大切にできなくて悩んでいたら、「自分のままでいいんだ」というリフレーミングはとてもいいことです。

【リフレーミングする時のポイント】

それは、目的意図がないままリフレーミングしていたからなんです。

リフレーミングは目的や意図がないと、自分の望ましくない行動を正当化する場合があります。

ここがリフレーミングの難しいところで、

目的や意図を持つことがポイントなんです。

《望ましい状態に向かうリフレーミングなのか》

《自分にとってただ都合のいいリフレーミングなのか》

このやって考えてみると、リフレーミングも奥が深いですね。

読んでいただいてありがとうございます。

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