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自分軸がないことはダメなこと?元・他人軸の私が伝えられること

あなたは「自分の意見はないのか!」「自分軸を持ってないからダメなんだ」というようなことを言われたことはありますか?

今ではよく耳にするようになった、自分軸という言葉。人によっては自分軸があることが良いことだと思ったり、自分軸がある生き方がカッコいい!と感じている人もいるかもしれません。
だからか、他人軸で生きるのは良くない。ダメだとも言われやすいですよね。

また一方で、自分軸は「自己中な人」「わがままな人」とも言われています。

もし今あなたが、これから自分軸を持ちたい!他人軸な自分はダメだ・・・と感じているようなら、その心のモヤモヤが消えるキッカケになるかもしれません。


自分軸というのはすごく抽象的な言葉。
具体的にコレ!という何かを示しているものではないですよね。

だからまずは、あなたが思い描く自分軸、他人軸、自己中心的、わがままを言葉にしてみる。


例えば・・・

自分軸:周りからの言葉、評価に左右されることなく、自分の気持ちを大切にしながら、自ら考え、選択して行動をしていくこと。臨機応変さも兼ね備えているしなやかさがある。セルフコントロールができている。

他人軸:自分の意見や気持ちよりも、周りの意見や評価を優先していくこと。何かを選ぶとき、行動するときなど周りに意見を優先してそれに従っていく様。

自己中心:自分を中心に物事を考え押し進めていく様。他人をコントロール。

わがまま:自分の気持ちだけを優先して選び行動していく様。

こんな風に書き出してみます。

こうして書き出してみると、具体的にどんな状態が自分にとっての自分軸なのか?他人軸なのか?とみえてきますよね。

では、今の自分はどうなのか?
自分軸を持っていないと言われる人は他人軸であることが多いのですが、あなたはどうでしょうか。

他人軸は一見よくない風に見えるかもしれませんが、「自分の意見より周りを優先させる」。つまり、周りの意見に気が付いたり聞く耳を持っているということなんです。

周りの意見に気が付くのはなぜでしょうか?
それはきっと、あなたが周りを優先させることで肯定的な意味を持っているから。


実は私自身も中高生くらいの時に、3学年上の兄より「お前は自分の意見がないのか!!!」と旅先で怒鳴られたことがあります(笑)。

それは旅先で自然の中を散策中のこと。これ以上進むのは時間的に難しいという意見と、もう少し進んでみようという意見で家族内ですごく険悪な雰囲気になってしまったんです。

正直私としては本当にどちらに進んでもよくて、それよりも険悪な雰囲気を脱したい。旅先に来てまでケンカになる意味が分からない・・・・。だからどっちもアリなんじゃない?という感じで話した記憶です。
まぁそれが兄の癇に障り怒鳴られたのですが・・・(苦笑)

これの肯定的な意見は、ケンカになっている険悪な雰囲気を脱したい。脱することでまた楽しい旅に戻りたい。そのために周りの意見を優先する。というものでした。

ちなみにその後もかなり険悪のままで、マジで旅先でのケンカは辞めてくれ…と思いましたね。

元々小さい頃から他人軸だった私は、怒鳴られたくないとか、周りを優先しちゃった方がことが粗立たずにスムーズに行くから。という肯定的な理由を持っていました。自分軸のようで他人に任せていた部分があったのは確かです。


いまはもう自分の軸をもって過ごしているので分かるのですが。

人には自分の譲れない部分と譲ってもいい部分があるんですね。
その割合と自分の心地よさのバランスで、自分軸と他人軸どちらがメインなのか?変わってきます^^

あなたに自分軸がないのではなく、他人軸でいる方がいい肯定的な理由があるだけ。

だからもし自分軸の割合を多くしていきたいのなら。

先ほどお伝えした
【自分の思い描く自分軸】を具体的に考える
→そうなるためには?をもう少し日常でできるところまで細かく考える。


そのスモールステップが積み重なり、自分軸といわれる【自分で考える・選ぶ・行動する】という状態になっていきます^^

良い悪いではなく、バランスです^^

自分を追い詰めていくのではなく、こんな風に心の根っこをゆるめながら一つずつ考えてやっていきましょう。


心の根っこをゆるめるカウンセラー
岡田聡子


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