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ニキビの基礎知識

思春期になる頃から、多くの人を悩ますニキビ肌。

ニキビで悩むあなたは、肌も心も敏感な優しい人でしょう。

何を隠そう、私も小学生から大人になるまでずーっとニキビに悩んでいました。

皮膚科に通ったり、高額エステを契約してみたり・・・

色々な治療、対策を試みた結果、今ではニキビで悩むことはほとんどなくなりました。(どうしても女性ホルモンの関係で、常にニキビ0の状態にはなることは難しいです・・・涙)

しかし、ニキビを間違った方法でケアしたり、ほっておくと色素沈着やクレーターになったりと、後々後悔する結果になることもあります。治らないニキビがある時は早めに医療機関を受診することをおすすめします。


いずれにせよ、ニキビについて少しでも知識を身につけていた方が、早めの対策と正しいケアを行うことができると思います。今回はニキビの知識と基本的な対策についてお伝えしていきたいと思います。




ニキビの種類

・白ニキビ

炎症を起こす前の初期段階のニキビ。閉鎖面皰(めんぽう/コメド)とも呼ぶ。
肌が乾燥していたり、肌の状態が不安定だと、ターンオーバーが乱れ、皮膚が厚くなってしまうことで、皮脂やたんぱく質が毛穴内部にたまり、毛穴が完全にふさがってぽつぽつと皮膚に現れる。

・黒ニキビ

閉鎖面皰(へいさめんほう)とも呼ばれる。
白ニキビが開口し毛穴に詰まった皮脂や汚れが空気に触れ、黒く酸化してしまったもの。
白ニキビと同様、毛穴が詰まっている状態のため、皮脂が正常に外に排出されず、悪化すると赤ニキビになる。
黒ニキビを潰すと、後々クレーターや色素沈着が残ってしまう可能性が高くなる。
黒ニキビができたら、くるくる皮膚を優しくマッサージしながら脂を落とすように洗顔することで、悪化を抑制することができる。

・赤ニキビ

アクネ菌や表皮ブドウ球菌といった細菌が毛穴の中で増殖し活性化し、皮膚のたんぱく質を刺激し、炎症を起こした状態。痛みを伴う場合もある。炎症が強くなると、皮膚が盛り上がったり、しこりが生じたりする場合がある。
アクネ菌は皮脂を食べて繁殖するので、皮脂が増えると、赤ニキビが起こりやすくなる。
女性の場合、ホルモンバランスが崩れやすい、ストレスが過剰な時や、生理前、睡眠不足の時に、赤ニキビができやすくなる。
炎症が起こると、毛穴の中やまわりに白血球が集まり、アクネ菌や表皮ブドウ球菌を抑制しようする。
その際に、皮膚の組織が傷つけられると、クレーターや色素沈着などのニキビ跡として残る。

赤ニキビは炎症を起こしていて、皮膚の深いところまで進行している非常にデリケートな状態なので、無理に潰そうとして刺激を与えてしまったり、 触って雑菌が入ってしまうと、炎症が広がり悪化してしまう可能性が高い。

・黄ニキビ

赤ニキビがさらに悪化すると、ブドウ球菌が増殖して膿むと中心が黄色い色味がかかった黄ニキビになる。
黄ニキビはジンジンとした痛みが伴う。
黄色く見えるのは、アクネ菌と戦った白血球の死骸が毛穴に溜まっているから。
膿をともなうニキビは膿疱(のうほう)とも呼ばれる。
炎症が続くと、膿が溜まって嚢腫となったり、結節(けっせつ)ができる場合もある。
跡が残りやすくなるので、黄ニキビになっている場合は、医療機関の受診がお勧め。


ニキビを発生しにくくする習慣


・自分の肌質を知り、それに応じた肌ケアを行う


 皮脂がたまりやすい場合は
 乾燥肌は保湿重視
 敏感肌は刺激を与えすぎない

・保湿 
 しっかり潤っていれば、角質層が柔らかくなり、毛穴も詰まりにくくなります
・水分摂取 
 体の内側から皮膚を保湿
・毛穴詰まりを予防する洗顔
  酵素洗顔、クレイ洗顔
・化粧は帰宅後すぐにオフ
 長時間の化粧は毛穴詰まりに繋がる
・UVケア
 紫外線を浴びることで肌が乾燥し、皮脂が分泌されることでニキビが悪化する
・十分な睡眠 
 睡眠不足になると免疫力が低下し新陳代謝が低下し肌のターンオーバーが乱れる
・バランスの良い食事習慣
 脂質の代謝を促し、肌の調子を整えるビタミンB群やビタミンC、ミネラルを意識して摂取する(ブロッコリー、キウイ、イチゴ、納豆、アボカド、卵)
 腸内環境を整える食事を意識する
 

治療


治りにくい現役ニキビを治療するためには、ターンオーバーを活性化し、治癒を早め、角質肥厚を抑制することがポイント。
早い段階で皮膚科や美容皮膚科で相談することが大切です。

ターンオーバーを早める方法
・ピーリング
・サリチル酸など

また、皮脂を抑制するために、イオン導入などで、抗酸化作用のあるビタミンCを取り入れることも効果的です。
飲み薬としては、アスコルビン酸(ビタミンC)を含む製剤をはじめ、肌細胞の新陳代謝を正常化するパントテン酸カルシウムを含んでいる製剤、アクネ菌を抑制する抗生物質(抗生剤)を服用することで、治りを早くすることにつながります。
肌の状態によっては、美容皮膚科の利用もおすすめです。

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