プレッシャーをかけることの重要性
Branding Photographer & Videographer の Kokoro です。
プロフィール写真・動画のご依頼を頂いたときに、撮影する場所を大事にしています。
ロケーションが大事という話です。
私自身が撮影する場所を調べたり、決めたりすることもありますが、
多くの場合、撮影依頼を頂くクライアント様の馴染みの場所で撮影することにしています。
その理由は、至ってシンプルです。
クライアント様の馴染みの場所、思い入れのある場所で撮影することで引き出される表情があるから、です。
撮影依頼を頂くクライアント様は、写真や動画を撮られることに関して、モデル経験がほとんどなく、写真を撮られることに慣れていません。
なので、写真を撮られる際に緊張しやすいという状況にあります。
私自身、写真を撮ることは好きですが、
写真を撮られることが非常に苦手であり、むしろ嫌いです(苦笑)。
実際に、写真を撮られるという状況に置かれると、
顔が引きつり、居心地の悪さを感じてしまいます。
そんな状態だと、とてもじゃないけど良い表情の写真を写し出すことはできないですよね。
撮影するにあたり、事前にじっくりと通話でお話を聴くところから始まり、撮影場所を決めます。
撮影する場所が馴染みの場所であったり、思い入れのある場所であることは、撮影される側の緊張を解きほぐしてくれる働きがあります。
全く知らない場所や、初めて訪れる場所だと、やはり緊張してしまうものです。
といった理由から、撮影する場所の選定として、
クライアント様の希望される馴染みの場所や思い入れの場所までお伺いして
プロフィール写真や動画の撮影をさせて頂いております。
ここで問題となるのは、撮影する私のプレッシャーです。
撮影する場所を毎回同じ場所で、同じ状況(天気、光、温度など)で固定できるなら撮影することへのプレッシャーはあまり感じないでしょう。
想定内だらけで撮影に臨むことができるからです。
しかしながら、私が一度も行ったことがない場所で、天候や光の状況も刻一刻と変わる中で撮影しなければいけない。
一応、Google マップやインスタグラムなどで、撮影場所の事前情報を調べてはみますが、やはり実際に行ってみないことには、詳細な状況というものを把握することができないのです。
毎回プレッシャーです。
自分を信じるしかない状況です。
プロとしてお金を頂いて撮影するという機会を頂いているので、ミスは許されないのです。
プレッシャーを感じながら撮影に臨むのですが、そのプレッシャーは撮影する直前まで感じてはいるものの、撮影中はプレッシャーから解放されています。
撮影中は、切り取る瞬間に集中するので
プレッシャーを感じている “私” からは解放されているのです。
撮影場所で、クライアント様と、その場、カメラとの一体感を感じながら、
自分自身が “無” になっている状況。
そういった自分という存在から解き放たれて、“無” になっている瞬間が私はとても大好きです。
自分自身の成長や進化というものを考えたとき
自分自身の想定内の環境で生きていては、限界突破をすることはできません。
想定外のプレッシャーを感じる環境、心地悪さを感じる環境に身を置くことが、自分自身の枠を超えた成長や進化を遂げることが可能になるのです。
そのためにある程度の圧(プレッシャー)が必要です。
ミスをする可能性もあります。
でも、ミスを恐れてしまっていては、何も成長しないし、進化することはありません。
常に全力で臨むこと。
その想いが、良い写真を生み出すことにつながります。
そして何よりも重要なのは、写真や動画は撮影する私一人でつくり出すものではなく
撮影依頼を頂いたクライアント様との共同作業によって生み出されるものである、ということです。
共同作業で、一緒に方向性を定めて、意識を合わせて
目指すゴールとなる最高の写真や動画をつくり出していく。
そういった体験が撮影する側、撮影される側両者共に
何よりも大きな価値となっているのではないかと感じています。
想定外のことに挑戦し続けるということをやめてしまうと、
そこからはどんどん自分自身の枠を狭めてしまうことになります。
枠を取っ払って、挑戦し続けることが
自分自身の可能性や能力を引き出すためには欠かせない重要な要素だと思います。
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