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母として妻として私ができること
母として、妻として、私にいまできることは何だろう?って考えてみました。
専業主婦ということもあり、家事全般と家族のサポートが多いのですが、今いちばん大事だと思えること。
それは、おいしいごはんを作ること。
もともと料理上手ではなく、あれこれ手間をかける料理は苦手です。
なのでレシピサイトで自分でも作れそうなレシピを探して作っています。
美味しく簡単に作れる素敵なレシピを考え提供してくださる皆さまに、本当に助けていただき、感謝しております!
そんな私が作るごはんをいつも美味しいと言って食べてくれて、それを楽しみに毎日学校へ行く子供。仕事をする夫。
子供たちは朝からモリモリ食べ、学校から帰ると「今夜のごはん、何?」が口ぐせです。
在宅勤務中の夫は、私と二人で食べる平日のランチが楽しみだそう。
(喧嘩ばかりしていた以前の私たちでは全く想像できなかったことです。)
料理があまり上手ではない私でも、家族が皆そう思ってくれるのは、子供たちの成長と健康を願いながら作ることで、おいしいものが出来ているのかもしれません。
こんなふうに、家族みんなが食べることを楽しめるようになったのは、ここ2年ぐらいの話です。
それまでは、食べることに対して特別な意識はなく、当たり前のことでしかなかったような感じでした。
それなのに、なぜ、食べることへの意識が変わったかというと、あることがきっかけでした。
以前、次男の体に異変が起きる、ということがありました。
もともと持っていた病気が関係していたのですが、数カ月間、学校に行けなくなってしまいました。
体に異常があって辛いのはもちろん、学校が大好きな子なので、みんなと一緒に学校生活を送れないことが辛いと苦しむ次男。
私も家族も皆、とても苦しい時期でした。
そんな日々の中で、私は心理学を学びながら、さまざまな思いを整理していくうちに、一つのことにたどり着きました。
何かできなくても、ごはんが美味しく食べられるだけでいい。
それからは、毎日、子供にも自分にもこの言葉を言いながらごはんを食べました。呪文のように唱えながら。
すると、本当にそれだけでいいかもしれない、と思えるようになり、「今日も美味しいごはんを食べられてよかったよかった」と、それだけでとても幸せな気持ちになっていったのです。
そして、「お父さん、ありがとう。」という言葉も口にするようになりました。働いて稼いでくれているお父さんがいるからこその、ごはんです。
それから、「お母さん、ありがとう。」という言葉も聞くようになりました。作ってくれる人がいるから、ごはんが食べられる。
さらに、お店があってそこに商品を運んでくれる人がいるから物が買える。商品を作ったり、野菜を育ててくれる人、魚をとってくれる人がいて、お肉を生産してくれる人がいるから‥‥
と、ごはんに関わるあらゆる人たちや物に感謝できるようになったのです。
現在、次男は元気に学校に通えておりますが、この、
何かできなくても、ごはんが美味しく食べられるだけでいい
という言葉は今でも私たち家族の基本となっています。
そしてそれは、コロナ禍でのさまざまな制限の中でも心と体を健康に保つ秘訣となっているような気がします。
ごはんをつくること = 目の前にいる家族を幸せにすること
これが、いま私にできることです。
私にとっては、やっぱりこれがいちばん大事かな。
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