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お金では買えないものを家族に与えてくれている

ずっと専業主婦をしております。
かれこれ20年ぐらいです。
もともと働いていましたが、妊娠をきっかけに仕事をやめ、専業主婦を選びました。

下の子が小学校に入ってしばらくすると、周りのママさんたちが働き始めるようになりました。
それを見た私は、自分も働かなきゃ・・・と焦ってしまいました。
そして、こんなことを思うようになってしまったのです。

「お金を稼がない私には価値がない」

そのころから専業主婦でいることが苦しくなりました。
働けと、誰かに言われた訳でも、夫に言われた訳でもありません。

当時の私は、
仕事をしてお金を稼げるかどうかで人の価値が決まる
なぜかそんな思い込みがあったのです。

もちろん、そんなことで人の価値が決まるはずがありません。
今ではそう思えるのですが・・・

子供時代に見ていた親の働く姿だったり、誰かの話を聞いたりして、いつのまにか私の潜在意識は
お金を稼ぐ人=できる人=価値がある人
となっていたのでした。

なので家事はしていても、働いてお金を稼いでいない私は 価値がない人 と、どうしても思えてしまい、苦しかったのです。

そんな気持ちを夫に話したら、こんな言葉をかけてくれました。

「お金では買えないものを家族に与えてくれているんだよ。」

え?何それ?
・・・そっかー。
なるほど、そうなんだねー。
そんな考えがあったんだね。
その時初めて気づかされました。

もちろん、これは、あくまでもわが家の話です。
それぞれいろんなご家庭があり、ご家族がいて、考え方もたくさんあると思うので。

わが家では、お金で買えないもので、私が家族に与えているものって何だろう?
安らぎ とか 安心感、なのかな。
どれも夫や子供にとって、とても大切なもの。
私はその大切なものを与えられる存在。
つまり、
「ここにいるだけで価値がある存在」
ってこと。

子供たちもにも同じことが言えます。
勉強できなくても特別に何かできなくても
いてくれるだけで価値がある存在

子供には変な期待をしちゃったりして、なかなかこんな風に思えないかもしれないけれど、心から思えたら自分も子供も、もっと自由になれる気がします。

そもそも、誰かの存在に価値があるとかないとか
考えること自体が間違っていますね、きっと。

大切なことを気づかせてくれた夫には感謝しかありません。
ありがとうございます。


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