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初めてのこの感情を残しておきたい。 


2024 01 28 初めて大きなイベントを開催した。
神田日向子さん 和光大さんをゲストでお迎えし、彼らのドキュメンタリー映画2作品の上映会、日向子さんのルーツであるフラの披露、トークショーという内容のイベントを企画した。

お2人に声をかけたのは2023 12 12。
その後話が進み、すぐに準備に移った。
初めてのイベント開催、集客、利益、手順、いろんな不安が一気に私を襲った。

一つずつ、ゆっくり丁寧に、目の届く範囲で、、、
失敗はできない、、迷惑はかけられない、、信頼を失いたくない、真っ直ぐな思いを伝えたい。
そんな不安の中で準備を進める。

詳細がなかなか決まらず焦る私。
こうしたい!がなかなか伝わらずOKが出ずに進まない。
最終的に決定権のあるマネージャーを含めたミーティングで全てが決まった。

正直すごく悔しかった。全部伝えたのに、、理由も説明したのに、、
私では足りなかったのか、私が何も説明していないみたいじゃないか、と悔しくなった。
私が会話に入ることなくどんどん進むミーティング。
私が企画する意味とは?挑戦する意味とは?わからなくなった。

私では力不足なのであれば諦めさせてほしいと言う話もした。
なんとなく私の思いや今回の企画にかける思いが伝わったが全てでは無かった。

大丈夫かな?不十分な私がやるより、マネージャーに任せるべきではないか。
たくさん葛藤した。
正直に話した。

思っていたことを全て伝え、本当に全てを任せてもらえる事になった。
わかってもらえたことが嬉しかった。

失敗しないように、円滑に進むように、迷惑をかけないように、信頼を失わないように、、、。
準備に準備を重ねた。
やりすぎだ 準備しすぎだと言われた。
けれども私はやってもやっても不安だった。

当日に近づくにつれ襲い掛かる不安。
主役は自分じゃないことはわかっていても、ドキドキ。

ついに当日を迎える。
朝一番にゲストと打ち合わせを済まし、いつものお仕事を始める。

ソワソワ、、何をやっても落ち着かない。

私の頭の中には、イベントの進行が上手くいくのか、スタッフに負担はかかっていないのか、、、。これで溢れていた。

ソワソワが止まらないままイベントが始まる。

今回は43名が集まるイベントで、予定していた16:30に1本目の上映には少し間に合わなかった。
震えながら、自己紹介と今回のイベントにかける思いを語る。
大勢の人が自分のことを見ている。話を聞いている状況に飲み込まれ、話が止まってしまった。
パッと大丈夫だよと言う視線を送ってくれる仲間を確認すると安心し、自分らしい言葉で話せた。

上映がスタートし、トークの時間。
こんな感じでいいのかな、、誰も質問しない、、。どうしよう!
これが頭をぐるぐる。
自分の事を、自分の思っている事を正直に伝える、会話する方法を選んだ。
しっくりきた。

トークのなかで、ゲストからは
なにごとも焦らず、続けてみることが大切であるとアドバイスをもらった。

これも私が私を隠さずに話せたからこんな話ができたのかもしれない。

一つ自分の小さな壁を超えた気がした。

フラの披露をしてもらい、2本目の映画を上映。
人生でほぼ初めてのフラ鑑賞。
内側から滲み出るあの表情、曲、目線、動き、手先、、
全てに感動した。本当に楽しそうに踊っていて美しかった。
映画はフラを通して葛藤があったゲストの心境や表情の変化を見ることができた。刺激を感じた。

イベントを終了し、あートーク上手にできなかった、、と反省しつつ少し一息ついたところでお客様に声をかけてみた。
どこから来ていただいたんですか?と。
彼女は「京都です!だけどこの映画はなかなか関西で上映されないから、
関東に観にいこうかなと思っていたんです!とても嬉しかったしすごく素敵なイベントでした本当に企画してくれてありがとう!」と伝えてくれた。

途中から声が出なくなった。
あんなに不安で自信のなかった、終わってからも反省ばかりしていた
この初めての企画を褒めて頂き、ありがとうとの言葉まで頂いた。

なんだか自分を認められた気がした。
ずっとピンと張っていた気が一気に解けて涙で前が見れなくなった。

気付けばお客さんが次々に、私にありがとうを伝えに来てくれた。
泣きながら私も同じ悩みを持ってるんです。と打ち明けてくれた方もいた。とても嬉しかった。
私が感謝する側なのに、わざわざ遠くからゲストに会うことを楽しみに来て頂いただろうに、私にまで感謝を伝えてくれて嬉しかった。

気持ち、伝えたかったことが少しでも伝わったのかな、と実感した。
誰かに響いたんだと嬉しかった。

お客様がお帰りになり、ゲストのお二人とお話しする時間があった。

ここちゃん大成功だよ!呼んでくれてありがとう!
上手くいったよ伝わってるよ!と伝えてくれた。

嬉しかった。
会話の中で彼らゲストもまた、私と同じような悩みを持って葛藤してきた経験があるから、今回のこの企画に参加してくれたことがわかった。
それがわかって、安心した気持ちと、焦る気持ちが落ち着いた。

イベントが終了してから、なんとも言葉には表せない感情になった。
この余韻に浸っていたい。
涙を流してやり切った、、、。と言う感情になったのはいつぶりだろう。

ありがとう と感謝される喜び、誰かに自分の想いが届いたんだという達成感
心が満たされているそんな感情になった。

私がやりたいことはこれなのかもしれないとまで思った。

準備期間中は絶対もうやりたくない!って思ってたけど、この感情、
この満たされる感じをもう一度味わいたい。

初めてってやっぱりいいものなんだな、
私の初めての企画したイベントがこれでとっても良かったと思う。

今の自分が一番リアルに出せてたから。

もうあの限界を超えるソワソワは無くなるのかな、、、

本当にいい時間だった。

いつもの私なら、あー疲れた!寝よ!となるところが、

余韻に浸りたくて、この感情をこの瞬間を文字に起こしたくて
その日は夜中まで日記を書いたりこうやってnoteにしてみたりした。

はあ、、、いい経験だったなあああ、、、。

どうにかなる!
この言葉がずっと好きにはならなかった私。
けど、なんとなくこの言葉の意味がわかったような気がする。

もちろん、やっぱり周りに負担をかけてまで、、。
と言う気持ちは消えない。

けど、いくら準備しても起こるハプニングや思い通りにいかない出来事は、自分1人ではなく周りに力を委ねることで助けられて

どうにかなる

と言うことをとてもとても実感した。

人に頼ることが本当に苦手だった私。

今回の挑戦で、人の力を借りること、頼ることの
必要性をとても感じた。

最高の経験だった。

本当にチャンスをくれてサポートをしてくれた方々に感謝します。

ぶつかっても、優しく包み込んで素直に受け止めてくれたマネージャー。スタッフ。

たくさん手伝ってくれた親友、彼氏。

ご来場頂いた沢山のお客様。

ありがとうございました。

次の挑戦、次の旅に向けて少しづつ焦らず進めますように。

何の心配もいらないのだあ!
私には支えてくれて、応援してくれて
いつでも抱きしめてくれる仲間がいるのだからああ!

溢れる感情、余韻、言葉で表したいこの何かを少しづつ残していきます。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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