2020.10.5〜10.18 雑記
ここのところ雨降りの日が増えてきました。日中と夜間の寒暖差も大きくなかなかやっかいな季節ですね。
古今整体室は妊産婦さんや働き盛り世代の患者さんが多いのですが、先日、久しぶりに小学生のお子さんの来院がありました。サッカーをしていて膝や鼠蹊部に痛みが出てきたとのこと。小学高学年〜中学生にかけてのスポーツ傷害では最も多いと言って良い症例です。
整骨院や整形外科の勤務が長かったのでスポーツによる外傷や傷害は数多く診てきました。
スポーツ傷害というのは原因や悪化要因が分かってはいてもそれを完全に除く(=競技をやめる)ことはまずできないので、処置そのものよりもプレーの一時的な可否や負荷量の判断、指導・フォローといったことが重要になってきます。柔道整復師としての仕事の醍醐味ではあるのですが、非常に難しく奥が深いなあと思いながらいつも治療に当たっています。
スポーツというものはある一定以上の強度で行うと身体を傷めてしまいます。ただ骨盤や背骨といった骨格の基礎部分がしっかりとしていたら外傷や傷害は比較的起こりにくくなります。
故障を起こしやすい人は骨格的な不安定性や非対称性が内在しています。そのため骨盤調整処置や運動療法で骨格的な非対称性や不安定性の解消を図っていくのですが、基礎的な安定性を高めるためには「歩行」という運動が絶対的に必要となります。特に成長期の歩行はその後の骨格的な強度を決定づけるために非常に重要です。
筋骨隆々でいわゆる身体能力は高いのに故障が多いスポーツ選手って少なくないですよね。そういう人は成長期にあまり歩いておらず、しっかりとした骨格の基礎が作られていないということが多いです。
ですからスポーツをしようという人は特に日常的に良く歩く必要があります。そして、プレー前後のストレッチとプレー後の疲労、痛みのある部位へのアイシングを欠かさないようにしてください。
こういった点に留意して、楽しみながらスポーツを続けていけたら良いですね。
今週末の10/24(土)に岡崎公園にて左京ワンダーマーケット(今回は岡崎ワンダーマーケット)というイベントが開催されます。時間は10時から16時までです。古今整体室も出店しますので遊びに来てください。
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