雑日記:カレーライスにみる成長
きちんとした文章を毎日練り上げるのも日常を圧迫するので、
並行して簡単な日記を。
今日の晩ごはんはカレーライスだった。
特に工夫もない、ふつうに作ったバーモントカレー。
豚こま、玉ねぎ、にんじん、適当なきのこに大豆の水煮。
これが我が家の基本形として定まりつつある。
思い返すと、かつてはカレーも随分と無責任に作っていた。
カレールゥも具材も作り方も作るたびに変わり、再現性など皆無だった。
それが、子どもが生まれて日々の生活を積み重ねるうちに、
いつの間にか、やり方が定まってきたのだ。
なにせ、家族分の食事づくりは失敗の余地があまりない。
奇を衒って子どもに受け入れられなかった時につらい。
カレーくらいは特に考えず時間をかけず変わらず作れるものでありたい。
そもそも市販のカレーはふつうに作るのがいちばんうまい(最重要)
具材にじゃがいもが入らず、豆を入れるのが若干の変化球ではあるけど、
腐敗ダメ絶対、ノーモア冷凍時のスッカスカ、炭水化物これ以上いる?の三拍子で
いも OUT 豆 IN が定番化した。
長男が大の豆好きなのも、この構成をより後押ししている。
こんなふうに型が定まった家カレーではあるけれど、
じつはごく最近、その一部が地味に変化を遂げた。
すこし、辛くなった。
以前はバーモントカレー 甘口だったところに、
バーモントカレー 中辛を一部加えるようになった。
はじめは一片、様子を見て次は二片…と、徐々にその比率を伸ばしている。
長女はおそらくすでに中辛でいけそうなのだが、
長男がちょっぴり香辛料に敏感なため、一気には踏み込めない。
徐々に、徐々に慣らしていく。
取り分けてカレーの王子様を入れていたあの頃からすると、
甘口のバーモントカレーを一緒に食べられようになっただけでも
地味な感慨があったものだけど。
中辛への一歩を踏み出せたことで、また、
随分といっちょまえになったな…と思うわけで。
こういう細かすぎて伝わらない物種を日々見つけて
積み重なる年月を実感するのだった。
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