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織田信長とはなんだったのか②〜お金の話〜

こんにちは。ココノエです。
今回は、織田信長とはなんだったのか①〜新たな大名の形〜 の続きの記事になります。

お金と信用

前回織田信長は貨幣経済を組み込んだ新しい支配形態をとった話をしましたが、この詳細を話す前にそもそもの貨幣経済、お金の話を前段としてさせてください。

結論、お金とは信用です。
例えば、お金そのものを商品としている金貸しとはどうゆう職業でしょうか。金貸しというと濡れてに泡のようなイメージが強く持つ方も多いかと思います(ちなみに、銀行の語源が、彼らの座る立派な椅子です)。
しかし実際の社会における金貸しの役割とは、お金を借りる個人または法人の信用を運用可能であるお金に変換するすることにあります(専門用語としては信用創造)。実際の場面として考えると、ある銀行がAさんからのみ100万を預かっている状態で、さらにAさんが銀行から100万を借りる場合、経済圏にあるお金の総量は200万になります(銀行の手元に100万、Aさんの手元に100万ある)。この増えた100万の元となっているのはAさんの信用ということになります。
そのため、貨幣経済下で金融が発達すると、現実にある価値の量の加え、信用を運用可能な貨幣に変換することにより、実体経済よりも多くの富を生むことが可能になります。
(余談ですが、21世紀の現在は、実態1に対して、信用による富(わかりやすく言えば借金)が9のような比率らしいです)

さいごに

次回はこの貨幣経済(と金融)をどう織田信長が使ったのかを書きたいと思います。

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