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町の小さなベビー教室の16年

みなさまこんばんは。
ましこと言います。

わたしはパラレルワーカーでいくつかの仕事をしているのですが、今は大きく2つ、1つはベビーマッサージ教室の運営、そしてもう1つ今一番注力しているのが、自治体が運営している地域子育て支援拠点の専任職員の仕事です。フルタイムで平日は毎日地域子育て支援センターに勤務しています。

今日のテーマは「町の小さなベビー教室の16年」です。

わたしが運営しておりますベビーマッサージ教室が、16周年を迎えました。思いが溢れてなかなかテキストにできず、noteでいったん整理して。

深夜12時、お客様に向けたお礼の文書をSNSで配信しました。

その内容をこちらにも記録に残しておきたいと思います。


[みんなありがとう]

みなさまこんばんは。

埼玉県戸田市のベビーマッサージ教室kokoneです。

暑い日が続きますが、朝晩は少しずつ涼しくなってきましたね。

今日のテーマは「みんなありがとう」です。

埼玉県戸田市で産声を上げた町の小さなベビー教室kokoneは、本日で16周年を迎えました。

まず最初に、kokoneのお客様にお礼をお伝えしたいです。

わたしが今日の日を迎えられたのは、地域のお客様のおかげだと思っています。

みなさま本当にありがとうございます。

次に、レンタルスタジオとしてお世話になりました上戸田のカフェのオーナー様、北戸田駅前の市両芸術空間様、上戸田の英語教室ブルーライオン様、株式会社エニシス様、そして今お世話になっておりますナガラスタジオ様へ、心より御礼申し上げます。

16年前の9月、予約名簿の一番最初に記されているたった一人のお客様から始まり、一人、また一人と積み上げてきました。

気が付けば、今では考えられませんが、当時でも驚きの開業2カ月目には1レッスンの募集に50組様もの予約が入る教室になっていました。

当時、レンタルスタジオが本当になかった戸田市内で、やっとの思いで見つけた上戸田のカフェと住所で言うとさいたま市南区の北戸田駅前にあるダンススタジオの2か所でレッスンを10年間続け、その後は継続するための積極的縮小を選択しました。現在、教室は月に1回とし、ナガラスタジオさんにお世話になって現在に至ります。

わたしは教室を始める時に3つの約束を自分としました。

たった一人から始まった教室、だからこそkokoneを選んでくださるお客様が一人でもいる限り続けて行くこと

一人でも十人でも同じレッスンができるようになること

それができなくなった時は潔く辞めること

この3つの自分との約束は、いつの頃からかお客様との約束に変化していきました。

気がついたら16年、という簡単なストーリーではありませんでした。

本当に色々あったけど、この16年間で一番印象に残っているのは、流行り病の渦中かな~。

どの教室も、どの地域の支援センターもコロナを理由にお休みをする中、なぜだと半ば怒りさながらで教室を継続を選択しました。

そのことを揶揄されていたことも知っていましたし、だれが責任取るの?と非難されたこともありました。

わたしは自分の教室の屋号と自身が住む戸田市という居住地を担保にすることを決めました。

いつ終わっても当然な事業規模のマネタイズできていない教室、でも続けるために積極的縮小を選んだのなら、今ここで灯りをともし続けなければと思いました。路頭に迷う人を受け入れ、灯りを消してはいけない時期だったのです。

インスタの告知は控えて、公式サイトで静かに開催日を掲示し続けると、本当に驚くほど、たくさんのご予約頂きました。状況が状況だったので、予約を断らない運営にかじを切っていたので、1開催でできなければ入れ替え制を選択していました。

マスクを二重にして、アルコール消毒を持参して、マスクができない赤ちゃんを連れてくるのです。

そんなお母さんたちの気持ちを受け取れる場所がもっとたくさんあればいいのにと思っていました。

当時のわたしは、安心していただける最大限の工夫をし、今も昔も変わらない点在する必要な誰かのために、たった一人のお客様のためにという想いを込めて精一杯レッスンをしていました。明日クラスターが出たら、明日自分が発症したらというリスクある中での開催が続きました。

でも、当時のインスタにも胸の内が残っていると思いますが、わたしはバカなので、立ち合いもできない、お見舞いにも来てもらえない、退院しても誰にも会えない、だんな様以外話してない、そんな閉鎖された空間で子育ての初動に必死に向き合うお客様の心の内を思えば、わたしの担保なんてミジンコだ、そう思っていました。

わたしは現在、ある自治体の子育て支援拠点の専任職員をしながら、並走して教室を続けています。16年の教室の集大成、支援拠点で子育ての解に挑戦しています。

点在しているお客様を、教室という場所で線で結び、そしてまた点在していったお客様が「ああ、ましこ先生まだ教室やってるんだ」と思ってなんか安心した気持ちになってくれたら嬉しいなって思って、今日は投稿しました。

みなさまに教室を思い出していただけたときに、赤ちゃんだったお子様達の頃を振り返るきっかけになったら、もうそれだけで頑張って続けてきてよかったと思います。

みんな本当にありがとう。
教室は16歳になりました。

16年間、本当にありがとうございます。

今深夜0時
夜泣きで頑張るママさんへ

​ましこ


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