見出し画像

その辺によくあるベビーマッサージの教室の講師の今の気持ち

みなさまこんばんは。
ましこと言います。

わたしはパラレルワーカーでいくつかの仕事をしているのですが、今は大きく2つ、1つはベビーマッサージ教室の運営、そしてもう1つ今一番注力しているのが、自治体が運営している地域子育て支援拠点の専任職員の仕事です。フルタイムで平日は毎日地域子育て支援センターに勤務しています。

今日のテーマは「その辺によくあるベビーマッサージの教室の講師の今の気持ち」です。

わたしが運営しておりますベビーマッサージ教室が、明日で16周年を迎えます。

そんなわけで、先ほどから教室のインスタアカウントへ投稿する内容を書き始めているのですが、書いては消し、書いては涙、いつもなら2000文字程度なら30分くらいで書けるのですが、今日はなかなかうまくいきません。

そこでいったん休憩と思ってnoteに来ました。

ここで思い付いたことを書いて、周年記念のご挨拶を作ろうと思います。

わたしのホンネをここには残しておこうと思います。

9月1日の周年記念のご挨拶をするのは、今年が6年ぶりになります。
というのも、実は6年前に若い時に患った神経の病が再発し、さらに頸椎、腰椎の椎間板ヘルニアとなり、苦しい日々を過ごしていたからです。

一人でもkokone(教室の屋号です)を選んでくれるお客様がいる限り、続けて行く。様々な場所でそう宣言していたものの、この時ばかりはこの先どうなるか本当にわからなかったので、周年記念の挨拶はもうやめようと思ったのです。もっと本音を言えば、この当時はまだマネタイズできる程度のお客様のご予約は頂けていたのですが、続けられるか本当に自信がなくなってしまったくらい病により身体が追いつかず、心は疲弊していました。

ベビーマッサージのレッスンは円座の前傾姿勢で行いますので、首と腰に負担がかかります。教室を懇意にしてくれていた理学療法士のお客様には、しばらくやめたほうがいいと忠告されたほど深刻な状況だったのですが、大量の痛み止めの薬を飲み、どうにかレッスンを継続していました。

お客様をお見送りした後、あまりの痛みにその場に座り込んで動けなくなり、痛くて痛くて泣いてしまったこともありました。

教室の成長角度が止まり、受講数が横ばいになった開業8年目頃から近い将来下降傾向になると予測し、同時並走していた様々なイベントやワークショップの整理を徐々に進め、病の発症と時同じく開業10周年を機に、事業規模を大幅に縮小しました。

教室を継続するための積極的縮小に、迷いは一切ありませんでした。わたしの目的地は点在するお客様をたまに線で結ぶ場所の維持、その一点だけだったからです。

教室ではマネタイズはできなくなりましたが、過去のスキルで経験を生かせる場を見つけられたので、分散させたので、問題ありませんでした。

こんな状況下であっても、わたしには続ける理由がありました。

それはいるかいないか本当にわからないのですが
地域に点在する「孤立」ではなく「孤独」なお客様を、何か同じ目的のベビーマッサージとかベビーサインとか、理由はなんでもいいのだと思います。何かしらのきっかけで結び付けて、その場所に集っていただいて、自分だけじゃないんだとか、みんな同じだったんだとか、そういう心が穏やかになる安心感を持って帰れる場所を維持したかったのです。

ママ友がいないと言うお客様には、じゃあわたしと友達になりましょうと言って本当にお友達になった人もたくさんいます。子連れでランチをしたいけど一緒に行く人がいない、レッスンでそう聞けばじゃあこれからみんなで食べに行こうと言って、近くの座敷のある店屋でランチをしたこともあります。その方々はたぶんこれから記事を書く周年記念のインスタの投稿を見てくださると思いますが、これは実話です。週の半分はお客様とランチしてました。

kokoneという屋号は、お客様の「心の音」という意味合いがあります。

お客様の心の音(声)を聞ける講師になりたくて、一生懸命考えました。

お客様の心の声を聴きとる力はまだまだですが、それを追いかけていくのがプロフェッショナルへの道だと思っています。

子育て支援拠点の専任職員、そしてベビーマッサージ教室の運営、類似業のお客様からのご依頼など、今は子育ての初動のママさんと日々成長する赤ちゃんと過ごす日々が続いています。

周年記念のご挨拶どうしよう・・・

嬉しい悩みですよね。

16年間、続けてこられたことが奇跡だと本当に思っています。

妊娠出産を機にセミリタイアを余儀なくされ、その辺のただのフリーランサーが、思い付きで始めたビジネス。

こんなにも尊く、親子の幸せな時間を運ぶ素晴らしいコミュニケーションツールだったとは。そして16年も続けていることが、なんかうまく言えないんですが、みんなにありがとうという気持ちでいっぱいで、言葉が出てこないんですよね。

とはいえ、わたしも子育ての初動に寄り添うプロフェッショナルです。
投稿する内容にそろそろ着手したいと思います。

続けてきて本当によかった。
思いを綴れないほど思い出がいっぱいであることを心から幸せに思います。


ましこ


この記事が参加している募集

noteでよかったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?