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なりたい自分になるのに、自分掘り下げは不要かもよ〜。

自分を掘り下げる、って

今、流行ってるのかなー?

と思うくらい、このキーワードに出会うこの頃。

コーチングでも「自己掘り下げ」がメニューに入っているところがあるそうです。

もちろん、それで成果が出る方もいらっしゃると思います。

私も「掘り下げ」はやっていました。

深く深く・・・

それがよかったことも、もちろんあります!^^


その上で、今回は

「自分掘り下げ」が合わない人やケースが存在する

ということも書いておこうと思います。


まず、

「自分掘り下げ」って大体が

過去の話 になるんです。

でも過去は、これからやろうとする未来に、一切関係ないんです。

過去 〜〜〜 だったから、今 ×××××× だ。

って、考える方が多いのですが、

それは 錯覚。

今 ×××××× なのは、過去〜〜〜だったからじゃなくて、未来像が ×××××× になっているからなんです。

”これまで出世のチャンスが来る度に緊張して失敗していた。そう言えば父が厳しい人で、家ではいつも失敗しないか緊張していた。そんな自分を変えようとしたけれども、うまくいかず、またチャンスを逃して、今も平社員だ。”

これは「過去がこうだったから今こうだ」という考え方から生まれる発言の例ですが、過去に原因があるというのは、錯覚なのです。

本当は、

今後も平社員でいようと無意識では思っているから(つまり未来像は平社員)、チャンスの度に緊張して(無意識的に)あえて失敗して、今も平社員なのです。

原因は無意識の「未来像」にあるのです。

だから、やるべきは

「未来にどうなりたいか」を過去に頼らず、ゼロベースで考えて、それを無意識レベルに設定することなんです。

それには

自分を掘り下げる より

世界を見る 方が効果が高いことも多いんです。


今、目の前で起きていることに意識を向けるわけですね。

目の前と言っても、家の中とか会社の中といった狭い空間ではなくて、社会という空間を見る。

地球という空間を見る。

宇宙という空間を見る。

すると、その中で起きていることや、見えることの中から、自分の心が動くものが出てきます。腹が立つとか疑問が湧くとか興味をひかれるとかなにか。

そこに未来像は浮かんでくるものです。

10人の異性しか出会っていないのと1000人の異性と出会っているのとでは、恋人選びにも随分と差が出るように思いませんか?

私、どんな男の人がいいのかな?
私、どんな女の人がいいのかな?
私って、私って、と自分を深々見ていても、「こういうタイプの人がいい!」という理想は出てくるのは出てきます。

ただ、大体は「過去の記憶」から理想のタイプが出てくるのでね、やっぱり世界が狭いんですよ。

トラウマ的な何かを持ってたりすると

・暴力を振るわない人
・健康でさえいてくれたら

みたいな、ええええそれ、理想ですか?!理想ですか?!みたいな「タイプ」を設定してそういう人を無意識が探し出しちゃうわけです。

でも、世界を広く丁寧に見ていたら「あ、あんな人もいるんだ!」って自分の中からは出てこない理想の人を見つけられたりします。

まあ実際は、各々の思考の偏りや心理的盲点によって、世界を広く見ていても「偏った目」で「偏った情報を集める」ということはあります。

なので、「その偏りをフラットにしてくれる人」がいてくれるのが理想です。

それが家族だったり友達だったりするとすごくいいですよね。

いなければプロのコーチということになります。
コーチングの現場では、クライアントの自己を掘り下げるよりも、今ここの偏りをフラットにしていくことが大切なのです。
すると「自己認識」もフラットにできるようになっていきます。

未来にはコーチという職業は消えていればいいと、私は思います。

職業 ではなく、もう人のあり方として当たり前みたいになっているという。


話が少しそれましたが、コーチングなどで「自分掘り下げ」をするのが、なんだか違うな〜〜って思っている方は、「世界を見る」ことをしてみて下さい。
よい、と感じることも
悪い、と感じることも
好きなことも
嫌いなことも
なるべく偏らず広範囲に。


※タイトル画像はアバンダンス・ツリー9カードの4番。広い世界を見る、という意味があります。^^

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