ミニトマトの美味しい食べ方を現役農家が教えます
こんにちわ、ふぁーむふろっぐの小山です
長野県も梅雨が明け、暑い日が続きます
日差しが多く、少雨気味の梅雨だったのでもういっぱいミニトマトが収穫できています
スーパーの地場コーナーでもミニトマトがいっぱい出荷されています
家庭菜園をやっている皆さんなら、ミニトマトがたくさん採れているのではないでしょうか?
ミニトマトを育てている近所のおばちゃんにミニトマトを大量に頂いた人もいるのじゃないでしょうか
そこで、現役農家の私がミニトマトの美味しい食べ方を教えたいとおもいます!!
ミニトマトを用意しよう
まず、ミニトマトを用意します
すでに家にミニトマトが大量にある方は次の行程に
スーパーで買ってもいいのですが、おすすめは道の液などの直売所で買ってください
スーパーの地場コーナーやJAの直売所などです
そして黄色、赤、オレンジなどのいくつかの品種がMIXになっているのがベストです
こんな感じです
この写真には5種類のミニトマトが入ってます
5種類までいかずとも2色くらいあるといいですね
できるだけ常温で
食べる30分くらい前に冷蔵庫から出して常温に近づけてください
お皿に出したトマトが表面に汗をかいてきたら準備オッケーです
ミニトマトをよーく観てください
ここで1つ1つのミニトマトをよーく観察してみてください
特にヘタの部分をよく見てください
ここが緑色だとまだ完熟してないものになります
観察していると、熟し度合いに個体差があることがわかるかとおもいます
ヘタの部分まで色がついてるのは完熟している証拠です
おんなじ品種のミニトマトでも完熟が違うことが分かるとおもいます
いざ食べてみましょう
よーく観察をしたらあとは食べるだけです
この時に、わかりやすいポイントは3つです
・甘さ
・酸味
・青臭さ
を探してみましょう
まず甘さに関して
最近のミニトマトはこの甘さを売りにしている品種が多い気がします
スーパーで見かける品種は「甘すぎ!」「マジ甘」
みたいなものが多く見かけるようになりました
甘いミニトマトは今どき、言ってしまえばどこでも買えるようになってます
次に酸味です
やはり甘いだけじゃ美味しくないのが世の中です
甘さの中に酸味があることで、甘さも酸味も際立つようになります
そして青臭さです
私はこれがけっこう大事だと思っていて、青臭さ=トマト臭さです
この青臭さがあると「トマトくってんな〜」という気分になります
未熟なミニトマトにはこの青臭さが残るわけですが、品種よっても青臭さというのは差があります
先程も言ったように今の世の中は甘いミニトマトが好まれる傾向にあるので、この青臭さというのはどうしても排除される方向にあります
この青臭さがいわゆるトマトらしさだとぼくは思うのですが、皆さんどうでしょうか??
こういった味の違いもに完熟度と品種による違いになっています
1個1個よく観察してみるとけっこう違いがわかるかとおもいます
豆知識と余計な話は
ここからは蛇足になりますのでよろしくおねがいします
ミニトマトの色は含まれている成分の違いがでています
赤系のトマトには「リコピン」が
黄系のトマトには「カロテン」が多く含まれています
故に味も違うわけです
トマトは追熟します
追熟とは収穫してからさらにトマト自身が熟していくことです
なので、購入時に少し緑が残るようなものは冷蔵庫に入れて2-3日待ってると追熟して完熟トマトになります
今日のスーパーに並んでいるトマトはこの追熟を上手く利用していて
ヘタの部分が少し青い状態で収穫します
そこからスーパーに並ぶのが1-2日後
消費者が口にするのが2-4日後
ちょうどその時に追熟して食べ頃になっているという訳です
しかし、ぼくは畑で完熟したトマトが一番美味しいと思っています
なので僕が直売所にだすトマトは完熟トマトです
完熟トマトは美味しいのですがデメリットもあって
それは、割れやすい、痛みやすいということです
なので、市場に出回りづらいのです
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