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間違えだらけの美容師論


本日は美容師論について語らせていただきます。

今思うとnote上では美容師の事については
語っていないと気づき、「これはまずい!」
となりました。一応、我も美容師なので
美容師らしいところを見せようかと。

しかし、どうやら僕の美容師論はかなり
間違っているらしい。もしくは教育に
向いていないのだろうw
大体教育を担当した人はみんなキョトンとする。
けど、結果その人たちは売れて言ってる事は確か。

なので、そんな僕の間違いだらけの
美容師論を語らせていただろう。

○接客はちょっと失礼なくらいがちょうどいい

もう間違えているwwと思いますよね。
まぁ、最後まで聞いてくだされ。
接客は丁寧な方がいい。まぁ、耳触り的には
こっちの方が正解なんだろう。
しかし、アパレルの定員さんで考えてくれ。

君はお店に入ってあんまり話しかけて
こないアパレルさんと
すぐ話しかけてくるアパレルさん
どっちのお店にもう一度行く?

おそらく後者の方が多いのでは?
アパレルの定員さんは丁寧な接客を
してくれている。流行りやサイズがあるか
それを知った方がお客様は嬉しいだろうな!
っと考え、話しかけてくれている。
決してアパレルさんが悪い訳ではない。

大事なのはバランスなのだ。
僕の考えは、
お客様は最高の技術よりも居心地を求める。

居心地が悪ければお客様は
本当の悩みを言わない。
本当の悩みがわからなければ美容師は
100%の技術を提供できない。

居心地が悪ければもう一度来ない。
けど、一度ではなく何回かくる事で好みや
周期、はえぐせ全てが見えてきて、より
パフォーマンスもあがりもっと美しくなる。

しかし、丁寧すぎる接客は
お客様との距離を作る。

人間味と接客をブレンドしてほしい。
時にお客様のプライベートに踏み込み
時にプロとしての面構えを見せ
時に自分を語る

その接客方法の事を僕は
接客はちょっと失礼なくらいがちょうどいい
っといっています!w

最初から悩みを語れる人や
高単価の人はまた別で最高のもてなしを
好む人が多いです。そういう場合は
ホテルマン松本モードに切り替えてます。

○高単価取りたいならゆっくり動け

高単価を取れる様になる理由
これについて語るに当たり大体の人は
メニュー構成や、技術の向上だ!
SNSで有名になれ!っと言います。
はい。それが正解ですww
けど、僕はもっと他にもあると思います。

この人になら払えるな。

っと思える自分の魅せ方が大切なのです。
要するにボスキャラは強く見えて
ザコキャラは弱く見えるよね。
ザコキャラに必殺技は使わないけど
ボスキャラには使うよね。
つまりボスキャラに見えれば
お客様は必殺技使うよね。

それを美容師に当てはめた理論が
ゆっくり動けだ。

この間、後輩の子の練習を見てて
言ったのは君の1開閉は安い。っと言った。
ハサミを開閉させる際にやたら滅多に開閉を
させているがあまり毛は切れていなくて
かつ金具だからカンカンと音もなるから
より開閉音だけがフロアに残っていた。

お客様は美容師に体の一部を任せてる。
それも頭だ。担当する美容師次第で
もしかしたらその人の人生が変わる。

自分の頭が畑だとして、農家の人に
大量だが適当に種をまかれるのと、
丁寧に一つずつ種をまかれるの
どっちがいいかと言ったらそれも後者だ。

でも一つずつ植えたら時間がかかります!
っと言う質問に関してはそもそも考え方が
間違えている。

開閉するのを多くすれば
早く切り終えるわけではない。
セクションの分け方、技法の使い方を考えれば
どんなカットも基本10分かからん。
それに関してはまだ知識と技術力が
育っていないだけだ。
なので開閉数は問題ではない。

話を戻す。
*お客様は美容師がもたらす
 ハサミの1開閉にドキドキやワクワクを
 求めている。感動と恐怖と期待、心配。
 その感情を揺さぶる武器。
 それが我々のハサミだから
 一回一回の開閉に魂を込める。
 お客様の大切な頭を預けられている事を
 忘れちゃいけないからね。
 その様なパフォーマンスができる人の提案に
 必ずお客様はお金を投げてくれる。

金具のカンカンとした音も、
なってるから気持ちいのではなくて、
鳴らし方で気持たなよく聴こえるのだ。

○ジェットコースター美容師を目指す。

皆さんは次のお客様を何分待たせたら
「やべっ」ってなりますか?
5分10分20分?
結構10分待たせたら焦るんじゃないかな?
お客様も10分は待たされたと感じるかも。

けど、いつも感じる。
なんで、ディズニーの
ジェットコースターで60待ちなら
「早い!」と感じるのに
美容室は10分も待ないのだろう??

これ、疑問に思えません?
僕はね、感じるんですよ。
僕は美容師はエンターテイナーであり
サービス業であり職人であると考える。

美容師って色んな面を持ってるんですよね。
すげー仕事ですよほんと。

美容室で10分も待てない理由はおそらく
10分待っただけの感動を美容室で感じてない。
これが正解だとかんがえている。

待ったら待つだけワクワクが高まっていく
ジェットコースターに対して美容室では
怒りが増してくる。これは我々美容師が
お客様にワクワクを提供できてないのが
原因に違いない。

新規の方には難しいかもしれないが
もし、一度来てくれたお客様なら
その時にワクワクとドキドキを提供できてたら
次回も、待ってでもそれを味わいにくるはず。
新規の人の場合はSNS上でそれを与えるべきだ。

先ほど○高単価を取りたいならゆっくり動け
のところで話したような事がこのようなところで
繋がってくるのだ。(*の書いてあるところ)
そういう細かい配慮とパフォーマンスが
出来てないから美容室はただ髪の毛を
切る場所になってしまい、職人としてでの
パフォーマンスしかできないのだ。

ジェットコースターだって、ただ乗ってても飽きる。
以前ディズニーに行ったが蔓延防止の為とても
空いてたからタワテラに4回も乗れた。
20分待ちだったからね。けど、4回目は
もう感動は無かった。

待っている時にドキドキワクワクを高めて
並ぶと言う面倒をしてでも乗ったから
最高に楽しいのだ。
待たせて楽しいって、もはや無敵だ。

なので、僕に目指したい美容師なんていない。
目指すのはジェットコースターのみ。
待ち時間でさえパフォーマンスの一つにする。


さて、今回は間違いだらけの
僕の美容師論でしたが、だいぶズレてるねw

けど、納得した人も中にはいるはず。
ぜひ自分のもたらせる美容師としての
考え方の参考になればなと。

松本光樹

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