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再び看護の世界へ...vol.9 (血管確保...成功率アップ)

復職してから、覚えたことの一つに、血管確保がある。

わたしは、大学病院で仕事をしていたので、血管確保は医師、とりわけ研修医が行い、看護師がする事がなかった。採血は、していたが、ICUの時は、ほぼAライン採血だったから、久しぶりに採血するだけで、ドキドキした。でも、採血は、大丈夫。

問題は、留置針に慣れる事だった。今は、逆止弁が付いている便利なのもあるのに、その病院は、付いていなかった。だから、血管に入って、外筒を進め内筒を抜くと血液が逆流する。だから、指で挿入した血管を抑え駆血しないといけない。これが、慣れるまで大変だった。使えるのは、片手だけになってしまうから。採血もしないといけないから、シリンジをつけて、採血して、血管抑えながら、シリンジ外して、延長チューブをつけてここまでは、片手。逆血確認して、生食流して、ドレッシングで固定して...血だらけになった事も...

今いる病院は、逆止弁付きなので、とっても楽だ。両手が使えるって便利。なんて便利な針なんだろう。

YouTubeには、お世話になった。わたしの師匠。血管にさして逆血があっても外筒がうまく進まなかったりした事があったが、YouTubeで解決した。なぜ、進まないか理解した。わたしが見つけた動画では、針の構造から、血管に入ったら針を寝かして少し進める意味を、とても論理的に説明して、血管確保の様子を説明していた。これで、劇的に成功率が上がった。この動画は、麻酔科医が研修医に説明する様子を動画にしていた。

医師は、こうやって理論的に技術を学ぶが、看護師は、ちょっと違うように思う。わたしに、留置針の使い方をこのように教えてくれた人はいなかった。さらに言えば、やってはいけない事をしていた。穿刺する前に、外筒と内筒を上下にずらして確認してはいけない。また、血管に入れてから、一度外筒を進めてダメだったから、また、外筒を元に戻して血管を探すのもダメ。なぜなら、外筒が、内筒の針で傷付き、ちぎれて血管内に入ってしまう事があるから。そしたら、塞栓の原因物質になってしまう。(ちなみに、この塞栓の原因になることを教えてくれたのは、復職支援研修でお世話になった病院だった。ありがとうございました。)

さらに、手首の静脈を穿刺しているのをみると、怖くなる。神経損傷で裁判になった看護師の事例もある。麻酔科医も、手首から橈骨側のあたりは、穿刺しないと。

そう、一見やっている事は、同じように見えても、正しくない方法をしている場合は結構あると思う。

技術とは、そういう事も分かってのものだと思う。初期教育の大切さを感じる。わたしも、未熟なところがまだまだある。

看護には、沢山の技術がある。もう一度、出直しのわたしは、再度、学ぶ事がある。学び続ける事が大切だ。アップデートは、必須。

学びながら、わたしの看護師生活は、続いて行く...


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