あれはワープしたのか。
思い返すと子供の頃は、固定概念が少ないせいか、不思議だなと思う出来事があってもあまり大騒ぎしないし、深く考えて答えや意味を探したりしなかった気がする。
でも、お母さんには″聞いて聞いてっ″て話しかけたよね。けどだいたい空返事。変な質問しないでともよく言われた。
こちらは真剣なんだけど、こうゆうのは、人に話してもモヤモヤするだけなんだなと知ったから自分の胸に留めておくことにしたところがあるかもしれない。
ここだけの話、何度か、ワープを体験してる。
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近所の友達と遊んでいたある日のこと。
いつものメンバーじゅんこ
ちゃん、あーちゃん、に加え、その日は、少しお兄ちゃんのまーくんとその友達がいた。
この町(小さな温泉街に住んでて約1キロ圏内)で、どろじゅう(泥棒と警察に別れて逃げたり隠れたり捕まえたり鬼ごっこみたいな遊び)をしようとお兄ちゃんチームに提案され、女子は泥棒だからひとまず逃げろの命令に従い走り出した。
公園や誰かの家で遊ぶことが多かった私たち女子チームは、家や商店か密集してごちゃごちゃした小道や裏道に緊張気味で、バラけないように一緒に逃げよ、とスタートした。
だんだん、足が遅いじゅんこちゃんと、足の早いあーちゃんと距離ができバラけだした。
その時、ものすごい剣幕で吠える野良犬がでてきて怖いのに追いかけてくるので咄嗟に逃げて、足の遅いじゅんこちゃんとグンと離れてしまった。
気になり振り返るとじゅんこちゃんが転んでいるのが遠くに見えた。多分泣いている。
助けに戻るには犬がいるから回り道をしないと、とひとまず先へ前へ走り、あの突き当たりの角を曲がって斜めに戻れば、さっきの場所にいける、と猛ダッシュ。
ようやく角を曲がったら、何故なのか何故なのか、想像しない景色。家の前の道だった。
( ゚д゚)!!
そんな道は絶対にない。
そんなはずは絶対にない。
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これには続きがあります。
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𝕋𝕙𝕒𝕟𝕜 𝕪𝕠𝕦 ❤︎"
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