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なぜ私は崩壊スターレイルにドハマりしたのか

最近はずっと崩壊スターレイルをプレイしている。正直ドハマりした。
正直最初はあまり乗り気じゃなかったのに、なぜこんなにハマったのか。一応ちゃんと論理だてて説明しておこうと思う。


初見の印象:なんかよく分からんゲームだな

あの『原神』のHoYoverseが出す新作ゲームということで、とりあえずリリース初日にインストール&プレイした。
初見の印象は「キャラがなんか喋ってるけど何言ってんのか全然わからない」というのが一番。ストーリーは全く頭に入って来なかった。
バトルの方はどうかというと、2つのスキルを選んでバトルするらしい、というところしか理解できなかった。なんか敵に2つHPバーみたいなのがあるけど、どうやったら白い方が削れるのかよく分からない(当然のことながらゲーム内のチュートリアルなど読まないので)。必殺技がいつ撃てるのかとか、そういうのもよく分からなくて、バトルが面白いとは全く思わなかった。
あと、最初スマホでプレイしたのだが、字が小さすぎて見づらいったらありゃしない。UIも細かいボタンが多くて正直だるかった。

そもそも「とりあえず触るか」くらいの気持ちでプレイしてしまったので、あまり本気でやる気にはなれなかったのだった。結局、ヤリーロVIに入ったところ(チュートリアルが終わったかなくらい)で辞めてしまった。

再挑戦:ストーリーにハマる

しかし、やはり話題作。周囲の人でプレイを続ける人がいて、いろいろと話を聞く機会があった。
どうやら、ヤリーロVI編のストーリーはこの後面白くなるらしい。しかも、プロローグの話を一切理解していなくても問題ない、とのこと。おお、それならなんかできるかも、と思って再挑戦(でもスマホの操作感は堪えられなかったのでPCに移行した)。

すると、地下に潜ったあたりから、だんだんキャラクター達が好きになってきた。お堅いかと思いきや、意外と熱い心を持っているブローニャ。口は悪いけどめっちゃ人助けするかっこいいゼーレ。落ち着いていて、皆のことを気遣うママのようなナターシャ。めちゃくちゃウザいけどなんか憎めないサンポ。そしてきゃわいいクラーラ。
主人公組も最高。クールな丹恒はかっこよくて好きだし、なんかたびたび頭おかしい発言をする主人公には毎度笑わされた。そして俺のなのかは可愛すぎる。優勝。愛してる。全部かわいいノンデリなところもかわいい

なのかのキャラモーション(の一部)。可愛すぎてスクショするだけで1日が潰れた

そういうキャラクター性の良さと、「上層部と下層部のいさかい」「下層部の問題解決」という分かりやすいテーマで進むストーリーに引き込まれて、ぐんぐん先に進めていった。バトルは相変わらず理解しているのかいないのか、というレベルだったが、そんな程度でもメインストーリーのバトルはとりあえずクリアできる難易度だったので、サクサクとプレイしていけた。ボスはちょっと考えないといけなかったが。

また、ちょうど銀狼のガチャが出たタイミングだったのも良かった。CV阿澄佳奈でなんとなく気になっていて、しかも限定だというのでとりあえず入手だけしておいたのだが、イベントのストーリーで予想以上にかわいいキャラだということが分かって、もう「好き~~!」ってなっちゃったよね。引いてよかった~って思った。

↑銀狼のキャラ紹介動画。かわいさとかっこよさの混ざり具合が心地良い。初見だとCV阿澄佳奈である意味を感じなかったが、知っていくにつれて「これはあすみんの良さ出とる」と思うようになった。

素材が足りない:デイリーの習慣化

さて、確かちょうどVer1.2が出る直前にリリース済みのストーリーを終わらせたので、ワクワクしつつVer1.2のストーリーに挑戦したのだが……。まさかのボスで敗北。しかも2回も。
キャラレベルは上げていたので、なんで勝てないのか正直パッと分からなかったのだが、スターレイルをプレイしている友人に編成を見せたところ、光円錐(武器)のレベルが全然上がっていない、遺物(装備品)も全く育っていないことを指摘された。
あ、そんなに重要なんだこのへん……。チュートリアルも読んでいないし攻略情報も見ていなかったため、この辺りを全く理解していなかった私。このとき装備回りの重要性に初めて気づいた。

そこからは開拓力(スタミナ)を使って素材を集め、色々と強化していったのだが……アイテムがびっくりするくらいちょっとしかもらえない。「うわ、これは毎日ログインして頑張らないといけないやつだ……。」と気づき、その辺りからは毎日開拓力を消費するためにログインするようになっていった。デイリーミッションも毎日こなすようになったのである。

そうして育成を進めた結果、なんとかストーリーをクリアできた。
そしてVer1.2の後半にはカフカのガチャが登場。最初は引くつもりがなかったのだが、「なんか引かないと後悔しそうな気がする」と思い、とりあえず入手。
そこで、銀狼を手に入れたときは全体のレベルも低かったので気づかなかったのだが、カフカを周囲のレベルと同じくらいにするには相当量の育成素材が必要だということに気づいた。「これ、マジで育成大変なゲームなんだ」と(ようやく)気づく。そして開拓レベル(プレイヤーレベル)を上げると素材回収効率も上がることにも気づき、「早く開拓レベルを上げたい!」という目標ができたのもこの辺りだった

課金について:ナナシの勲功の購入に至るまで

さて、2回ほどガチャの話を挟んだので、私が課金したのか気になる人もいるだろう。
私は少額課金は割とパッとしちゃうタイプなので、銀狼を引いたあたりで石を集める重要性に気づき、月パス(毎日ログインすると無償石がもらえるシステム、610円)を購入するようになった。
それで、カフカを手に入れるときもガチャ資金が十分だったというわけだ。
しかし、ナナシの勲功(バトルパス)の購入は迷っていた。というのも、Ver1.2の途中まではデイリーもわりとサボりがちだったので、レベルが上がりきる自信も、自分がコアにプレイし続けるイメージもあまりついていなかったからだ。
しかし、徐々にデイリーをしっかりこなすようになり、Ver1.2ではギリギリ最大レベルまで上げることができたので、石やガチャチケット欲しさに、ついに購入を決意した。
ところが、嬉しい誤算というかなんというか、いや本来はそっちがメインなんだろうが、石などと同時に育成素材が大量にもらえたのだ。あんなに苦労して集めないといけない育成素材が、たった1200円程度でこんなに手に入るとは……!絶対次回以降も買おう、と思った(なんとも運営の手のひらの上である。くやしい)。

バトルコンテンツへの興味:俺の青雀が強くなるらしい

さてそんなこんなで終わったVer1.2。すぐあとに待っていたのがVer1.3であった。
ぜんぜん触れていなかったが、羅浮編のメインストーリーも、ヤリーロとはまた違った味付けで非常に面白かった。その中ですっかり符玄というキャラクターを好きになってしまった私。なんとその符玄がVer1.3で来るらしい……。この事実を知り、スターレイルへのやる気がさらに爆増した。

符玄可愛すぎワロタ

ちょうどこのとき、YouTubeでもスターレイルの動画を見るようになっていた。基本的にはストーリー実況の切り抜きやキャラのかわいさを語る動画が中心だったのだが、どんどんおすすめがスターレイルに侵食されていき、性能的な動画も出てくるようになる。

ちょうどVer1.3で「模擬宇宙」(ローグライク的なバトルコンテンツ、育成素材集めとエンドコンテンツを兼ねる)のアップデートが入り、がっつりとしたエンドコンテンツ要素が足されたため、多くの動画が上がるようになっていたのだ。

そこで目に入ったのが以下の動画だった。

なんと星4(低レアキャラ)の青雀が活躍できるというのだ。もともと青雀は符玄と属性も同じで相性が良いと感じており、さらにストーリーを通じて青雀というキャラクター自体も気に入っていた私は、俄然やる気が出たのである。

そこから、この動画やその他の動画や攻略サイトを参考に、青雀の強化と符玄の育成準備をする日々が始まった。強化素材集め、遺物厳選、光円錐選び、2人以外のパーティメンバー選び……。それを通じてバトルシステムへの理解度もどんどん深まっていった

そして、符玄も無事に獲得し、パーティもどんどん強くなった結果、別のエンドコンテンツである「忘却の庭」にも興味が湧くようになってきた。クリアしたら石がもらえるというのだから、なおさらやる気が湧いてくるというものだ。

そして今やデイリーを回すだけでなく、「模擬宇宙」の周回や「忘却の庭」用のキャラ育成なども行うようになり、1日のプレイ時間はどんどん長くなる一方だ。
今はVer1.4の新キャラが出るのを今か今かと楽しみにしており、公式からのアップデート情報を追いかけたり、ファンの性能予想動画などを見て楽しんだりとそれはもうどっぷりとスターレイルに浸かっている。

とはいえ進捗としては、先日ようやく宇宙の蝗害難易度IV(最高難易度の一つ下)をクリアした程度。まだまだ道半ばといったところだ

総括:結局なにがよかったのか?

さて、このように私という一人のユーザーを沼に沈めることに成功した(まあ課金の意味ではせいぜい2000円/月程度のミドルユーザーだが)スターレイルだが、いったい私にとって何がよかったのだろうか?

まず第一に、リリース時期の盛り上がりがしっかりしていたこと。これがなかったら私はゲームを続けられなかっただろう。周囲の人がプレイしていて、かつ面白いよと教えてくれなかったら、序盤のプレイ体験だけで判断して辞めていたはずだからだ(逆に言うと、序盤のプレイ体験には改善の余地があると思う。会話がさすがに難解過ぎるので、ヤリーロVI編をもう少し匂わせて期待感を持たせるとか)。また、ユーザー母数が多いことでエンドコンテンツのプレイヤーもしっかりと確保されており、コミュニティの盛り上がりも醸成されていた(YouTubeに攻略動画が複数上がり、それらの再生数も多かった)ことが、私をエンドコンテンツへと繋げたことも見逃せない。

第二に、ストーリーがちゃんと面白く、キャラクターがかわいかったこと。私のようなRPG好きではないユーザーにとって、最初のプレイ理由はやはりストーリーだ。序盤の難解さはあれど、ヤリーロVIからのストーリーは読んでいてとても面白かったし、個々のキャラクター性もしっかりと立っていて、印象にも残りやすかったように思う。どのキャラも非常に魅力的で、「ガチャを引きたい」と思わせるのに十分だった

第三に、育成の道のりが適度に長いこと。ストーリーでしっかりこちらの心を掴んだあたりで育成の壁がやってきて、「これは毎日続けないといけないゲームなんだ」と知る。どうしても続けたいので、毎日やるようになる、という、理想的なパスを踏んだといえるだろう。もちろん育成の道のりが長いのは間違いないので、離脱するユーザーも少なくはないだろうが、継続する大きな理由を作り出せているのは非常に作りが上手いといえるのではないだろうか?

ストーリーが面白いといっても、やはりストーリー重視のゲームよりは内容が薄い(メインストーリーのプレイ時間は長くなく、サイドイベントはボイスがない部分があったり翻訳が甘かったりと、力が入っていない部分も見える)ため、メインコンテンツはバトルであることがうかがえる。その際、育成に時間をかけてもらえる設計であることは、コンテンツ寿命を延ばすのにうってつけの方法といえるだろう。
とはいえ、いたずらに長いのでは、ユーザーは耐えきれず離脱してしまう。そこでバトルパスの育成素材を充実させ、課金ユーザーには一定程度のリターンを用意しているのが、またニクい。

私はプレイしていないので噂程度にしか知らないが、どうやらこの育成の大変さは『原神』にも言えることらしい。なので、おそらくHoYoverseとして自信を持っている運営スタイルなのだろう。ユーザー側からは一定の批判が出やすい形ではあるが、ユーザー規模と売上の「ちょうどよいバランス」になっているに違いない

以上が、私が崩壊スターレイルにハマっている報告と、「なぜハマったか」のまとめとなる。
誰向けなのかよく分からない文章だが、何かの参考になれば幸いである。

とりあえずはVer1.4が楽しみでならない。模擬宇宙がまたアップデートされるのが楽しみだし、新キャラもみな魅力的で参ってしまう。鏡流引くか悩むなあ……。トパーズも欲しいけど、巡狩って必要なんだろうか……。




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