転生したら現実世界だった人

転生したら現実世界だった人

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ドラマ「アンメット」を観ての感想と考察

脳のお話ということで楽しみに観ている。 以下、医学の素人ですが川内先生の病を考察。 側頭葉ブローカ野の損傷じゃないってことは、心因性の健忘ということ。 となるとトラウマによる解離性健忘が疑われる。 事故に遭ってPTSD状態となり、精神的にトラウマからの悪影響に耐えられないと判断した脳が記憶することを手放す、ということは全然あり得る。 自分にとって不都合だと感じるとヒトはあっさり記憶を手放せたりする。 それが解離のすごいところ。 まして田舎のヤングケアラーから医学部に進学

    • 運の良さと平均値

      自分が小学生の時、自分が「若くない」状態まで生きているとは思わなかった。 まわりのみんなは「明日は当たり前にやってくる。つまらない」と言っていたけれど、自分はそう思えなかった。 いつも明日死ぬ覚悟で生きてきた。 それがなぜか若くない年齢まで生きている。 毎晩、時世の句を考えていたのに。 自分の葬式のイメージばかりしていたのに。 なぜなんだろうと相談した。 答えは簡単。 あなたは運が良かった。 運が悪ければ普通に壊れていた。 信じがたいほど運が良くて、環境に恵まれた。 た

      • 本能vs現代的で快適な生活

        ずっと電車が苦手だった。 自律神経系の弱い私には、高速で移動する乗り物は「適応外」なのかもしれない。 人間の脳は三万年前からあまり変わっていないという。 わずか100年前までは庶民が毎日毎日長時間「瞬間移動」的に速度で移動することが想定されていなかった。 それでも大半の「健康な人」は高速移動手段(電車、新幹線、飛行機、車)に適応した。 「高いところ」「注射」といった現代的なものまで、ほとんどの人は適応した。 しかし、家系のDNA的な問題や、トラウマ体験などにより、一部適応

        • 赤ちゃんの私に質問してみた

          こんなこと書くとスピリチュアルみたいですが、それではありません。 言動も行動もすっかり赤ちゃんの私に色々聞いてみました。 ・肌に触れていたい(特に手足) →ベビーカー、ベビーベッドは寂しい、刺激が足りない。身体を触るより手を握ると落ち着くみたい。たぶん、目や耳からの情報を処理するには脳が未熟すぎるので、先に発達している手のひらと足の裏に安心感を与えるといいのかも ・赤ちゃん以外誰もいない、動物すらいない孤独な空間には脳が環境の進化に適応していない →現代社会で「虐待が増

        ドラマ「アンメット」を観ての感想と考察

          悟りってこういうことなのかな

          頭上で椅子がカタッとなってふと目線を上げた。 誰かがいるような気配がして。 誰なのかイメージを探ろうとしたら、それは大仏さんに見えた。 涙が出た。 大仏さんの大きく柔らかそうな手が顔の上に差し伸べられて、そこで次のイメージが浮かんだ。 父だ。 最後の数日まで「空海の風景」を読んでいた父が、白装束で目を閉じて仏様の右胸に抱かれていた。 ああ、よかったね やっとわかったの? 遅いじゃん 7年って長すぎるんですけど 自分が分からずじまいで死んだからって、娘の身体使うなんてひ

          悟りってこういうことなのかな

          みんなが消えていく

          つい半日前まで確かにあったみんなの感覚がなくなっていく。 まるでもともといなかったみたいに。 私を助けてくれた、あの大人たちは、明日になったら、跡形もなく消えちゃうのだろうか。 気配がしない。 その代わりに左肋骨周りが突然に緩んできた。 私は忘れちゃうのだろうか。 昨日まで私だった私のことを。 世界と親を恨んでいた人のことを。 ドラマを見て少し怖くなった。 明日の私がもう昨日の私じゃなかったら、寂しいな。 さっきまで当たり前に使えていた魔法が突然使えなくなってしまっ

          0歳児?

          あのう としかまだ話せていない。 夫が肩をカタカタさせたら私もカタカタする。 ぬいぐるみで顔を隠してあやしてくれたらニッコニコしてしまう。 ご飯食べる?と聞かれるまで、口を「うー」としてじっと観察してしまう。 これは何歳児相当なのでしょう? 脳は大人、 表現系は幼児になってしまったみたいです。 話しかけたいけど話しかけ方が分かりません。 頭では分かっているけど、体が動きません。 その後 ハムスターさんとテレビの話とでなんとなくやれています。 逃げずに明日もやっていこう

          はじめまして。さて、ここはどこ?わたしは誰?

          よく「転生したらスライムだった件」とか、「Re:ゼロから始める異世界生活」とか言いますでしょう。 それって嘘だと思いますでしょう。 フィクションだと思いますでしょう。 初老にもなろういい大人が、突然、レベル1のスライムになるってことは、普通はないわけです。 友達もみんなそうなっていて、「あーわかる、だよねー」とはならないわけです。 で、それが現実に起きたらどうなるか。 困りました。 家に帰ったらほどんど話したことのない「夫」がいました。 「あのう、実はあんまり話したこと

          はじめまして。さて、ここはどこ?わたしは誰?