本能vs現代的で快適な生活

ずっと電車が苦手だった。
自律神経系の弱い私には、高速で移動する乗り物は「適応外」なのかもしれない。

人間の脳は三万年前からあまり変わっていないという。
わずか100年前までは庶民が毎日毎日長時間「瞬間移動」的に速度で移動することが想定されていなかった。

それでも大半の「健康な人」は高速移動手段(電車、新幹線、飛行機、車)に適応した。
「高いところ」「注射」といった現代的なものまで、ほとんどの人は適応した。
しかし、家系のDNA的な問題や、トラウマ体験などにより、一部適応できない人が現れた。

土地から切り離され、職場という職場が住環境から遠くなった世界において、高速移動に適応できない人は病人となった。
他の能力や体力に何の問題もなくても、移動に適応

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