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オンライン英会話をはじめるまでの話

「英会話ができるようになりたい。別に仕事で必要なわけではないけれど……」

ずっとそう思いながら、何もせずに時間ばかりが過ぎていた。当時大学の職員として働いていた私は、毎日の仕事に単調さを感じながら、英語さえ話せるようになれば何かが変わるだろうと信じていた。(実際にはそう簡単に変わらないけどねw)

そんなある日のこと、勤務していた大学が文部科学省の"スーパーグローバル大学"というものに選ばれた。これは海外の大学との提携や国際交流を徹底的に進めることで、世界レベルの教育研究を行う大学を支援するという目的のもと創設された制度であった。その流れで職員の英語研修を開始することになり、有期雇用の契約職員であった私も志願して参加させてもらえることになった。

不定期で開催される学内での集合研修の他に、アウトプットの場としていくつかの通学型英会話スクールかオンライン英会話スクールを選ぶことができた。研修期間の半年間は費用を職場が持ってくれるという、今考えれば大盤振る舞いな研修だった。(その後予算の都合で縮小された。)

ここで私はオンライン英会話スクールを……、選ばなかった。

今から5年ほど前、オンライン英会話はある程度は知名度を上げてきてはいたものの、私はSkypeも使用したことがないし、英語はやっぱりネイティブから直接対面で習うべきでしょうと当然のように考えていた。結局、駅前留学で有名な通学型スクールに週一回通うことに決めた。英会話教室に行くのは初めてだったが、先生は優しく(というかかなりユルく)生徒も同じ職場の人ばかりで受けていたため緊張感は少なかったように思う。半年間の研修期間も終わりに近づき、継続したい場合は自費で……となった時、あらためて今後の英語学習方法について考えてみた。

英会話は想像以上に楽しい。研修のおかげでやっと重い腰を上げて始めることができたのだから、できれば続けたい。でも週一回40分で約1万円は正直高い。それに今のペースだと何年かかっても満足に話せるようにはならないだろう。そもそも大学を卒業して十数年ほぼ何も勉強していないのだから(受験まで英語は得意だったとはいえ)、一度中学レベルからやり直しをしたい。なるべく手頃な価格のスクールで。

「そうだ!オンライン英会話はどうかな?」

ここで初めてオンライン英会話に興味が湧き、あらためて研修開始時にもらったいくつかのスクールの案内を見直してみる。ネイティブの先生ではないけど、実際半年間通学してみて自分に基礎が足りなさすぎることは分かっていた。むしろネイティブでない方がいいのかもしれないとすら思い始めた。

ここから怒涛の”オンライン英会話スクール比較研究”がはじまった。(つづく)

※半年で辞めてしまった駅前留学ですが、オンライン英会話に切り替えて3年後にグループレッスンを再開したくなって再び通い始めました。今も楽しく続けています。

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