「助けて」とか「頼る」とか
『自力を尽くして、他力を頼る。』
「他力本願」とは、本来そういう意味だったりする。
すごく短い意味だけど、そこには色んな大切な要素が詰まってる気がしてる。
まずは自力を尽くす、ということ
最初から誰かを頼るつもりでは、それはただの「依存」だ。
・自分の経験にならない
・自分の成長にもつながらない
・自分で自分の人生を切り拓けない
それだけでなく、思考が深まってない状態で相手に頼ると、相手に切実さが伝わらず、相手も「手伝おう」と思えない。
だから、まずは「自力を尽くす」というのが、すごく大事。
誰かを頼る前に「自力を尽くしたか?」を自らに問いかけてみよう。
他力でないと解決できない問題もある
一方で、「いじめ」とか「ネガティブ思考のスパイラル」などがそうだが、自力だけでは、どうしても解決できない問題だってある。
そして「助けて」と声をあげないと、周囲がどうしても気付いてあげられないケースがある。
「助けて」と言える環境、言えない環境
そもそも、「頼っていい」と思える安心安全な人や環境でないと、「助けて」と言おうとも思えない。
自力で付き合う人や環境を変えることで、他力を借りれる環境に移ることだってできるかもしれない。
一方で、気力が落ちていて、「変える」というアクションさえ、できる状態ではないかもしれない。
人々が発している言語・非言語のメッセージ
他力を頼るためには、周囲の在り方、発信するメッセージが大切なのかもしれない。
それは、発している言葉(「いつでも頼ってね」)だけではなく、
そこに込められた非言語メッセージ(「本当は自分のことでいっぱいいっぱいだけど」)や
背中で語っているメッセージ(「忙しい、忙しい」)もあるのかもしれない。
助け合える関係になるために
自分の状態に目を向けて、ありのままを受け止めて、できることは自分でやって、できないことは周りを頼る。
一方的に頼る関係、一方的に頼られる関係はしんどいので、なにか助けてもらったときには、「ありがとう」の気持ちをきちんと伝えて、お互いの富(気持ち)の循環を生み出していくことが意識できるといいよね。
ではまた!
しゅんたろう
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