“いつもどおり”が嬉しい

今年の4月くらいから、精神科主治医、同行援護のヘルパー、計画相談の相談員(以下総称して“支援者”)との会話が難しくなった。
家族と一緒にいる場面では、場所を問わず話すことができる。
しかし、家族が一緒にいても、そこに支援者がいると、話せなくなってしまう…

“発声すること”がどうしても難しく、話しかけられた時には頷いたり、首を横に振って意思表示をしている。

メールなどの文字であれば、何度も考え直して、書き直すことができて、“送信”を押さない限りは相手に届くことはない。
でも、“発声して出した言葉”は一瞬で相手に伝わる。
たとえ、その言葉が間違っていても、相手を見下すような礼儀を欠いたものであっても、攻撃性の強い言葉であっても…

そんなことを考えていたら、なぜか支援者の前で発声が難しくなってしまった…

そんな私に、支援者の皆さんは
「こんにちは」 「○○と△△、どっちがいいですか?」 「いまから○○しますね」など
これまでと変わらず質問を投げかけてくれたり、話しかけてくださる。

“発声が難しい”人と接するのは、大半の人は少し“恐怖を覚える”かもしれない。
“その人の考えていること”がわかりにくいのだから。

だから、“いままでと何ら変わりなく接してくださる”ことがどれだけ嬉しいか。

“好んで話さない”のではなく、その根底にある“緊張や不安”について、しっかりわかってくださっているからだと思う。

“発声して意思表示できること”は一番簡便な、ロスタイムが少ない方法ではあるが、いまの状態では“焦って発声しようとしなくてよい”と自分は思っている。

細かい状況についてよくわかってくださっている支援者の皆さんと、少しずつステップアップしていきたい。

いただいたサポートは、私がリラックスして楽しく暮らしていけるようなアイテムの購入費用として大切に使います。内容はnoteで報告します。いつも、本当にありがとうございます。