自分の“快適”を探求していく

先日、通院している病院で、“心理検査”を受けた。

その時の備忘録。

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心理検査を受けることになったのは、いつも相談支援(利用している障害福祉サービス事業所との調整)を担当してくださる支援者から、「ここあなっつさんの支援をするのにどうしたらいいのかを整理するために、心理検査を受けてみませんか」と、提案があったから。

視覚情報を用いた検査が全くできないため、主治医に検査可否について相談し、「断片的な結果にはなると思いますが、検査を実施することは可能です」と返答をいただき、検査実施の運びとなった。

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実際の検査内容についてあまり詳細に書くことはできないが、聞かれた質問に答えるような、聴覚情報を使った検査をした。

発声することが難しいので、パソコンを持参して、聞かれた質問に文字を入力して答えた。

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そうして出た検査結果は、自分がこれまで感じてきたことが、改めて見える化されたものだった。

具体的には下記のような説明だった。

1. 何かを伝えるときは一気にいろいろ言わない。 1つずつ、わかったことを確かめてから先に進む。
2. 口頭よりも文字のほうが理解したり伝えやすい。
3. 発声が難しいのは、自分が話しても伝わらないと感じているのではないか。

1.は、注意をしたりする時に、感情的にガーッと言われると、何を言われているのかわからなくなって、「この時間、早く終わらないかな」とか、「怒られてる……」と、思考がストップしてしまうと言われたが、まさにそのとおりだ。

言われていることはしっかり聴いているのだけど、思考がそれに追いつかないというか、相手の態度に圧倒されてしまう感じだ。

心理士さんは、「しっかり聴いています」と言ってくださり、一緒に結果説明を受けていた母が、「そうなんだ……」を連発していたのがすごく印象的だった。

2.は、“話したいのにうまく言葉が出てこない”ことや、“それをメールなどの文字だとスムーズに伝えられた経験”があって、なんとなくわかってはいたが、「専門職から見てもそうなんだ」と、自分の感覚が合っていると安心した。

3.は、自分では気づいていないが、そんな気持ちもあるのかもしれないと思った。

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結果説明を聞いている時、「自分の感覚が間違ってなかったんだ」と安心したからか、なぜか涙が溢れてしまった……

「わかってくれる人がいた!」って、そんな気持ちだった。

母や相談支援職員は、上記のことをなんとなーく感じていたようだったけど、今回、目に見える形の結果となったことで、フワッとしたイメージじゃなくて、しっかりわかってくれたように思う。

この説明を聞いて以降、母はわかりやすいように1つずつゆっくり説明してくれたり、それまではLINEなどで伝えたいことを送ると少し嫌そうにしていたけど、これが伝えやすい方法だとわかってくれたように感じる。

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最初は支援者が関わる時の方針を立てることが目的だったけど、一番長く過ごす家、家族がどうしたら私がわかりやすいのかを知ることができたことは、とても良かった。

私はこの結果を踏まえて、自分がもっと生きやすくなるような環境を作っていこうと思った。

心理検査を拒んでいた自分が恥ずかしい……

いただいたサポートは、私がリラックスして楽しく暮らしていけるようなアイテムの購入費用として大切に使います。内容はnoteで報告します。いつも、本当にありがとうございます。