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破械徹底解説-デッキ構築編-

前回↓

※注
以下の記事で紹介している構築は執筆当時のレギュレーションやカードプールで構築しています
2021/7/1時点でのレシピはこちらへどうぞ↓

第2回はデッキ構築について解説していきます
大会構築のみならず、一段階レベルを落としたフリー用の構築についても解説します

なお、今から紹介する構築はあくまで私個人の構築論であることには注意してください
破械はメイン枠をあまりとらないこともあり、テーマ混合や汎用パーツなど個人の好みが出やすいテーマです
あくまで参考にして、自分なりの「破械」を見つけてもらえればうれしいです
ご意見、質問等ありましたら遠慮なくどうぞ

どの構築も先手後手にあまり偏らないように構築していますので、どちらを取っても戦えます
好みがあればそちらに寄せてもいいでしょう

​1.大会構築の確定枠

・うらら 増G
腐ることの少ない誘発枠として採用しておきたいところ
敵ターンやアルハ効果へのGが重い為、うららは優先してそこに当てたい
増Gは展開系相手だと止められやすいものの、破械パーツに当てられやすいうらら墓穴を吸ってくれることや、雙極の破械神用の手札コストを確保できる重要性から個人的には3積み固定
ただ、環境にもよると思うので確定枠としては2枚

・ラキア アルハ
初動兼リソース、問答無用3投

・サラマ
特攻相手か墓地リソースが無いと動けないことから2枚でもよい
3枚にするとリソース確保しやすくなるので枠と相談

・破械神の禍魂
ハンドにくると鬼弱い
3投よりかは、罠の破械雙極等での蘇生の方が優先度が高い
1枚だと事故率の低さ、2枚だとリソース確保のしやすさでそれぞれ優る
逆に0枚だと立ち回りに柔軟性がなくなるため避けたい

・雙極の破械神
他カードの効果・戦闘破壊で出せるため、禍魂ほど事故要因にはなり辛い
下級からのダメステ奇襲が特に強力なため、2枚は積みたいところ
3投するとハンドでの奇襲性が高くなるが事故も増える

・雙王の械
万能サーチの最強ノーマル、問答無用3投

・強欲で金満な壺
エクストラの重要度が低い為ドロソとして
金謙の選択肢もあるが、
 最低限下級セットor自爆特攻でよい事
 ハンドを減らして展開するテーマであり、枯渇しやすい事
から個人的には強金優先
金謙にする場合、勅命や羽、邪悪霊等ピン刺しの強力カードを増やしてハンドの質を高められる利点がある
補給部隊は大会用にはワンテンポ遅くなりがち
いずれにせよ何かしらのドロソ魔法を3枚程度は積みたい

・破械唱導
破械で最も使い勝手の良い相手ターン妨害
割る対象としてもすぐれている為、2枚以上積みたいところ

・破械神ラギア
奪取リンク先兼妨害
強金で残っていて欲しい上、複数枚使用もよくあるので3投
飛ばさない場合2投あれば大体足りるがあまり他に優先するEXもいない

・破械神アルバ
奪取リンク先兼除去
ラギア同様3投
ラギアでの奪取リンクの場合のみならず、禍魂でリンク2を対象とする事でも出せる

・トロイメアユニコーン
敵ターンにラギアからリンクする事で2除去が可能
ただし手札コストが軽くないデッキの為、アルバより優先することは少なく、複数積みする必要はあまりない
敵陣にマーカーを向けない数少ないリンクでもある為、効果未使用で出す時もある

・アクセスコードトーカー
3000打点を超えられる数少ないカードで1枚は刺しておきたい
悪魔ではないので下準備無しに出す事は基本的に不可能
主に以下のどちらかで出す事になる

敵ターンにアルバをss→自ターンアルバで奪取リンク

アルバを破壊してサラマ回収→
サラマ効果で禍魂を釣り上げ即破壊→
禍魂効果でアルバ蘇生→
アルバで奪取リンクorサラマアルバでリンク

・閉ザサレシ世界ノ冥神
破壊・対象耐性持ちや完全耐性持ちに対する除去として重要
悪魔である為、ラキアアルハの効果使用後にも出すことができる
4体+相手、または2体+ラギア+相手でリンクする事が多い
相手のリンク2を巻き込んだ場合は3体で出せるが、単なるリンク2であれば禍魂等からラギアアルバを出す方が良い為、そちらで使う事はあまりないだろう
個人的には複数枚あってもいいと思うカード

2.1 大会用破械デッキ紹介

今自分が使っている構築を紹介
迷走や試行錯誤の過程はTwitterで挙げている大会結果メモをご覧ください
確定枠以外のカードの採用理由について解説

デッキ変遷↓
https://twitter.com/i/events/1350015436146974723?s=20

補足ですが、私はじゃんけんやダイス運が悪く、後手重視で組む癖があります
ご了承下さい

・PSYフレーム γ・ドライバー
後手時に相手を止めやすく、
先行時でも強金、雙王の械に対するうらら
アルハ効果に対してのGあたりに当てられる
また、後手に打つ事ができればワンキルまで持っていける事も多く、枠を食う以上のリターンが見込めると判断した

・抹殺の邪悪霊
最も奇襲性が高いカード
ワンキルされ辛さが上がり、持久力も向上する
単純に回収効果によって、雙極の破械神、一滴の手札コスト確保にもなる
環境によりサイドと入れ替える可能性あり

・禁じられた一滴
破械が苦手とする対象・破壊耐性持ちの処理を可能にする
スキドレ下でモンスターを墓地送りにして効果を通しに行ったり、能動的に永続罠を剥がして動ける
チェーンで罠魔法を墓地に送る等ノーコストで使える場合も多く腐りづらい為3投
少々ピーキーな部分

・スキルドレイン
雙極3000でビートする事が出来るため被害が少ない
1枚で止まるデッキも多くアド差を広げやすい為採用
複数枚引きがおいしくない事から2枚に留めている

・勅命
要らなくなったら割ったり一滴で退かせる
雙王の械は場に伏せて割っても良い
などで自分の被害が少なく、大きく相手の動きを制限できるため採用
なお、スキドレとは異なり、場で発動していた魔法であれば墓地に行っても無効になる点だけは注意が必要

・鉄壁
破械の天敵である墓穴や雪獄を止められる他、苦手とするリソースが長く続くデッキに除外で動くものが多いため採用
迷ったらスタンバイで開いて各種壺の発動を防ぎたい
このカードも環境により入れ替える枠

・Ω
γからのシンクロ要員
強金の除外を戻しつつ手札を減らせる他、ドラグマ等で送られても仕事をする点が優秀

・ミスケープバーバ
闇悪魔リンク2で素材縛りのないリンクであり
下級効果使用後の奪取リンク先となるカード
縛りがついたのちの盤面のSPYフレームセットを墓地に送っておく事も出来る
強金で大部分が飛んだ後でも、リンク先さえ用意できれば奪取リンクが可能な為、地味に有能
同じ条件を持つデスポリスもあるが、サンドバッグにならず次ターン用にリンクを残せる点(あと価格)が優秀
実は破械カードを除くexデッキでは最も使用頻度が高い
入手次第複数枚に増やしたい所

・破械雙王神ライゴウ
維持できれば強力だが、耐性も被破壊時効果も持たないため非常に場持ちが悪く優先して出すかはよく考えたい
悪魔縛り下で敵の罠魔法をターン中に処理したいときに出す事が多い

・ゼロヴォロス
自陣にも被害が大きいため使用はよく考えたい
あまり出す事は無いが、除外を多用するデッキに対して圧をかけられる点が優秀でピン差ししている
変更可能枠

・トロイメアフェニックス
・天威の龍鬼神
それぞれ汎用リンク2、γからの出し先として用意しているが使用することはほぼ無い
今後ミスケープバーバと入れ替えを想定している枠

2.2 大会用デッキ サイドデッキ

・ドロール
スパイラル、ペンデュラム等
1ターンにドロー・サーチを多用するデッキに対して使用

・屋敷わらし
サンドラ等、主に墓地リソースを回復して戦うテーマに対して使用

・応戦するG
儀式、融合テーマに対して使用

・パンクラ
主に罠ビ系に対して使用

・ラディアン
サブテラーや閃刀姫等、1体をリリースするだけで大きく制圧力を下げられる相手に使用
悪魔縛りがついた後に出すことも可能な悪魔族のラディアンのみ採用
リンク破械神の被破壊時効果で回収できることは覚えておきたい

・ニビル
対展開系用の汎用

・砂塵の大嵐
罠ビの他、魔法罠主体で展開を行う相手にも使用
羽根箒より優先しているのは相手ターンに使えることでより広く見れる事や、エンドサイクにしてチェーンされずに安全に除去できる、破械の罠魔法を割って能動的に展開できるなどの利点がある為

2.3 大会用デッキ
不採用カード・候補カードについて

・破械雙極
墓地除外に対しての回答、リソースの枯渇防止、初動安定化に貢献するカード
後手時に役割がかなり薄い事、妨害性能が低い事から、私は外しているが
採用しても弱くはならないカード

・破械神の慟哭
リンクを許して貰える相手の盤面は、これが無くても返しやすく、枠を使う必要をあまり感じない

・スカルマイスター
汎用性のある誘発であり、リンク破械神の被破壊時効果で回収できる為、相性が良い

・墓穴の使命者
先行をより重視するなら、枠を取り、使い捨てになりがちなγよりこちら

3. フリー用破械デッキ紹介

フリー用に必須枠も何もないのでいきなりデッキレシピを貼ります
邪悪霊重視の純寄り破械です

・サラマ+1
リソース力強化の為

・デスガイド×3
以下の展開をすることで
抹殺の邪悪霊+墓地破械神の盤面を作りビートすることを目的とする
破械下級を呼び自爆特攻で動く事も可能

展開
ガイド効果邪悪霊
2体でケルビーニ
ケルビーニ効果魔サイ
魔サイ効果破械神
レベ8悪魔落ちに反応して邪悪霊回収

・スカラマリオン
サラマ、ガイド、邪悪霊2種から選び持ってこれる
ガイドケルビーニ展開で使用するか雙極の破械神で捨てる事で起動
ss効果からの自壊で雙極の破械神を起動することもできる
手札に来ても雙極とのコンボ前提の為1投

・魔サイ
上記ガイド展開に使用
デッキに残っていて欲しい為2枚
①効果は自分の首を絞めやすい為、場にはあまり出さない

・怨念の邪悪霊
墓地除外に対してチェーンで撃って破械神の墓地リソースを潰されないようにする役割が主
手札コストにも使いやすく、場のリンク数を増やしやすい
ガイド展開で持ってこれる上、序盤では発動機会に乏しく発動の旨味も薄い為1枚

・メイン破械神各+1
リソース力強化の為

・破械神の慟哭
初動カードを増やしつつ除去力を上げる
基本前者として使う事が主

・補給部隊
フリー用の速度であれば、アドを得やすくデメリットの無いこちらがドロソとしてお勧め
墓地が溜まるペースが早い為貪欲な壺を足すのもあり

・サイクロン
自陣の罠魔法を割って動きだせる
サイクロン系から3枚ほどあると事故率も大きく下がり回りやすい
敵ターン妨害にもなり永続罠等も割れる汎用性の高さからサイクロンを選んだ

・死者蘇生
盤面の数を増やして圧をかけやすくなる

・破械雙極
エクストラが除外されない事でより禍魂の使い回しが強力になる

・ケルビーニ
上記ガイド展開に使用
下級破械を素材として出す事はまずない
天使族であり破械下級の制約に引っ掛かる点は注意

・ライゴウ+1
横に広がりやすく圧をかけられる為

・トポロジックボマー
同じく横に広がった際の置物として優秀
邪悪霊によるリンク先への蘇生で起動できると非常に強力

・ディンギルス
破械神×2で特殊
破械の苦手とする破壊対象耐性をエクストラ1枚で処理可能になる点が大きい


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