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破械徹底解説-プレイイング編-

(3/18 追記
破械新規の実装で見に来てくれる人が増えてるようで、大変ありがたいのですがこちらの展開例等は新規実装後に全く様変わりするため参考にならなくなります
↓まだ執筆途中ではありますが、こちら最近記事をご確認ください)

前回までの記事↓

いよいよプレイイング編の解説です

誘発避け、どのカードを優先するか等
破械にはテンプレート的な回し方が存在し、どうするか迷ったら、まずこれらに従えば大きく外れる事はないかと思います
細かく書くので過去1長くなりますがご容赦を

なお、以下の解説では、処理編にて解説した処理を利用するものもあるので、疑問に思ったら上記リンクから戻って確認しましょう

(22/08/22 更新)

1.除去妨害一覧

まず、主な除去・妨害を覚えておきましょう
それぞれのターンで、用意できる妨害数、捲りに使える除去数は、これらを意識するだけで大まかに把握できます

⑴主な敵ターン妨害
・唱導による1破壊
・雙極の破械神による対象を取らない破壊
・ラギアによる対象リンク素材除去
・ラギアから出したユニコーンによるバウンズ

⑵主な自ターン除去
・雙極の破械神による対象取らない破壊
・禍霊、アルバによる対象リンク素材除去
・前ターン以前に伏せた唱導による1破壊
・サロスによる巻き込みリンク
・ユニコーンによるバウンズ
・アクセスコードトーカーによる除去
(ラキアアルハ未使用時)

破械に慣れてない人ほど気をつけてほしいのが
トロイメアユニコーンを気軽に使わない事
バウンズこそ魅力的ではあるが、雙極の破械神でも使えるはずの手札が1枚減り、かつ盤面の破械=リソースとなる破械デッキにおいてリソースの枯渇を意味します

簡単に使ってもいい場面を挙げると
・使わないとそのターン・次ターンでキルされることが濃厚な場合
・使えばそのターンでキルできる可能性が高い場合
・破械唱導を伏せておらず、相手が高確率でアニマを出せるテーマの時のラギアの出し先
の3つのみにとどめると安定です

2.盤面の優先度

主な敵ターン妨害の一覧を踏まえて、それらを作る盤面の優先度を見ていきましょう
基本的に以下の順で妨害力が高くなります
(同じ番号なら同じ程度)

①唱導+ラギア+下級破械
②唱導+ラギア
②唱導+ラキア+(サラマorアルハ)
③唱導+サラマ+アルハ
④唱導+下級破械
⑤ラギア+ラキア+(サラマorアルハor罠雙極)
⑥ラギア
⑦ラキア+(サラマorアルハor罠雙極)
⑧罠雙極+墓地手札雙極の破械神
⑨ラキア+手札雙極の破械神

・唱導+破械モンスターによる妨害
罠、フリチェの為、最も避けられ辛く汎用性がある妨害
罠破壊を喰らっても⑤〜⑦の盤面に移行できる
下級を割り、雙極を出して更に除去する
雙極を割り、エンドに蘇生する
禍魂を割り、ラギアを蘇生する
等、更に除去数を増やす事が可能

・ラギアによる妨害
場の素材数を一気に減らすことができる、アドの面では一番強力なカード
リンク2以上を奪えるとなお良いが、狙い過ぎに注意
メイン限定かつ特殊召喚限定な為、
デッキによっては回避されるor効果がない
リンク先を与えてしまう事や、影依融合等のEXのモンスター参照で強力となるカードのトリガーになるデメリットもある
また、先行ラギア単騎の場合、1除去で盤面にモンスターがいなくなる為ワンキルされやすくなる
サンボル系が流行る環境ではそちらにも注意すべし

・ラキアによる妨害
ラキアによって他の破械カードを割り、割られた破械カードの効果で雙極の破械神を出して妨害する
唱導で破壊した下級からラキアをリクルートする事でこちらを狙うことも可能となる
ただし下級のリクルート効果に墓穴やうららを当てられると0妨害となる

・罠雙極による補助
上記の妨害盤面を敵ターンの途中でも作ることができる他
雙極の破械神を蘇生して1除去とすることも出来る

3.初動優先度

目指したい妨害盤面の優先度が分かったところで初動を考えましょう

●雙王の械のサーチ優先度
破械ネームが1種も無い場合にはラキアを
上級のみが引けている時は罠雙極を
それぞれサーチするのがオススメです

1種既に持っていれば
①ラキア+唱導
②アルハ+唱導
③ラキア+罠雙極
④アルハ+罠雙極
⑤サラマ+唱導
を揃えに行く

3枚目のサーチ
①ラキア+罠雙極+唱導
②ラキア+アルハ+唱導
③アルハ+罠雙極+唱導
④サラマ+アルハ+唱導
⑤サラマ+アルハ+罠雙極
を揃えに行く

既に墓地肥え済みならば、サラマを優先してサーチして良い

●手札ごとの先行での動き方
以下、破械神とだけ書いてあるカードはメインの破械神どちらでも良い
次ターン以降に使いたい方がデッキに残っているように動く事
禍魂が墓地に落ちていると次ターンのサラマが強くなるが、デッキに禍魂がない場合には除去力が低下する

また、ssする下級は全て守備表示推奨
少しでも受けるダメージを減らすことが次ターンの自爆特攻のしやすさに繋がる

・破械下級が1枚のみ、破械魔法罠1枚のみ
基本的にはセットエンド
ただしラキアのみ攻撃表示で出しても良い
(コントロール奪取や敵の場にモンスターがいる場合のトリガーにされないよう自壊できる)
破械に詳しい相手の場合、あえて下級を表で出す事で唱導のブラフにできなくもない

・ラキア+破械罠
罠を先に伏せ、ラキアを召喚
ラキアで罠を割り罠からサラマをリクルート
サラマで罠を伏せラキアを割る
ラキア効果で、破械神かアルハをリクルート
破械神の場合サラマと2体でラギア特殊

罠先伏せにより、召喚成功時のラキアへの除外、バウンズで盤面が枯れることがなくなる
(チェーンラキアで良いので)
逆にコズサイ系をケアするならラキア先出しに変えても良い

ラキア+唱導の場合、うららを食らって妨害0になる可能性をケアするならば、ラキア効果を使わずにターンエンドでも良い

増Gを食らった場合、サラマの効果で罠を伏せ自壊する事で1ドロー止まりで最低限の妨害盤面を作れる

・アルハ+破械罠
罠を伏せ、割ってアルハ特殊
罠効果でラキアリクルート
ラキア効果でアルハ破壊
アルハ効果でサラマリクルート
サラマで罠をセットしラキアを割る
ラキア効果で、アルハか破械神リクルート
以下略

ニビルを受けたくない場合やデッキのラキアの枚数を節約したい場合ラキアを挟まない

逆にラキアを挟むことで、サラマへの泡影ヴェーラーにより妨害がなくなってしまうことを防げる

アルハ+唱導の場合、うらら増Gケアで通常召喚+唱導伏せでも良い

・(ラキアorサラマ)+アルハ
ラキアorサラマ召喚、割ってアルハss
ラキアorサラマ効果で破械神リクルート
2体でラギア

リソース消費がかなり大きくなってしまうがラキア+アルハの場合
ラキア効果でサラマリクルート
サラマでラキアセット、アルハ割り
アルハでラキアか破械神リクルート
破械神の場合2体でラギア
というルートでも良い

アルハ手札効果に対し増Gを食らった場合
ラキアorサラマのリクルート破棄で1ドローアルハのみ
又は
Gにチェーンでラキア自壊して0ドロー盤面無し手札アルハ

サラマを除くモンス1体セットでエンドでも良い

・ラキア+アルハ+罠
罠セットラキア通常
罠破壊アルハ特殊
罠効果サラマリクルート
サラマ効果罠セットアルハ破壊
アルハ効果破械神リクルート
破械神サラマでラギア

アルハ特殊効果に増Gを撃たれた場合
チェーンでラキア効果罠破壊
罠効果サラマリクルート
アルハはハンドに残る
サラマ効果罠セット自壊
1ドローさせて罠ラキア+ハンドアルハ

罠効果にうららを撃たれた場合
アルハをラキア効果で破壊
アルハ効果サラマリクルート
サラマ効果罠セットラキア破壊
ラキア効果破械神リクルート

サラマ効果に対してチェーンで発動される泡影ヴェーラーは、さらにラキアでサラマ破壊をチェーンする事で避けられる

4.捲りの基本

今度は敵の展開後に迎える自ターンの動きを考えていきます
サーチ先や展開は基本的に先行と似た形に
先行展開にて破械神を出していた場所を
・雙極の破械神を出し、除去効果を使う
・禍魂を出し相手を使ってリンクする
に変える事で破械神による除去を行いましょう

・下級
自爆特効可能な相手モンスターがいるならば下級単体しかいなくても攻撃表示で出し、自爆特攻から動く事が多い
雙極を出してダメステに対象に取らない1除去+3000打点での戦闘破壊
禍魂を出してメイン2に奪ってラギアを構える
などができる

また、1500打点以上の攻撃表示が敵の場におり、自分のライフが特攻可能なくらい高い場合には、必ず下級のssは攻撃表示で行う
誘発により展開が途中で止まっても自爆特攻から立て直せる場合が多い
状況によっては禍霊すら攻撃表示で出す事も考えよう

●捲りカードの考え方
基本的には相手は
サラマ、禍霊、雙極の破械神
の3つに妨害を撃ってくる
(というか撃たせる)
それぞれの特徴を捉えて、何から使って行くか考えよう

・サラマ
罠、禍魂を優先して釣り上げる事
前者は増G・墓穴をケアしやすく、次ターン1妨害にもしやすい
後者はリンク体の蘇生から高リンクへ繋げやすい

無効破壊にされる、
無効にされた後or効果使用後の自爆特攻、
のどれからでもメイン破械神のいずれかに繋がる為、先に使って妨害を踏むのに適したカード

・破械神の禍霊
明確なモンスター除去
対象を取り、効果処理時に対象と自身両方が場に存在して居なくてはならない為、無効・回避はされやすい

ただし、通った際に得られる物は大きく、
リンク2を対象にしてアルバを出す事で、更に1除去とする事もできる
更に、無効破壊の場合でも他の破械カードの墓地蘇生が可能でリカバリーが効きやすい
可能な限り墓地に破械モンスターを用意した後に使いたい

・雙極の破械神
コストが必要だが、最も確実性の高い除去を飛ばす
対象を取らず、バックとモンスどちらへも効く効果故、基本的に相手が無視できない点が1番重要

戦闘時自爆特攻から
下級②効果でリクルートしたり
自身の①効果で出したりして
そのまま自身の②効果につなげる事で
泡影等ダメステ発動不可カードをすり抜けて効果を通す事ができる
真竜等、ダメステ以外で自分が動く事でアドを稼がれてしまうテーマにも有効

出したターン③は使えない為、除去や発動無効に弱い
ダメステ以外では上記カードで妨害を踏んだ後に使いたい
発動無効ではなく、効果無効の妨害を踏み越える際などには先出しするのもあり

耐性の薄さから罠ビ相手に罠の除去に使うのはあまりお勧めできない
下級で罠を受けた方がリソースが続くためだ
既に表になっている厄介な永続罠があり、未確認の伏せが2枚以下の時しかバック除去としては使うのはオススメできない

・アルバ
後手1ターン目に出せるのは上振れ時の事が多い
基本的に禍魂に近い運用をするが、無効破壊を喰らうと盤面が空になる点が大きく異なる
返しのターンに上記3種で妨害を踏んだ後に出す第2、第3の矢としての運用が基本

・サロス
こちらも後手1ターン目に使えるのは上振れ時のみ
EXデッキに隠れた除去である為、除去の準備を整えていることはバレ辛く、また効果発動を伴わない除去のため止められ辛い
ただし、盤面が一気に貧弱になり後続がなくなるので、サロスでないと除去できないモンスターがいる場合以外は優先度を下げる事が多い

5.捲り応用編

細かいテクニックについて解説

・初手がラキア+雙王の械+雙極の破械神
普通ならば雙王の械で唱導を持ってきてから展開するが、うららをケアする場合
ラキアを先に召喚、雙王の械を撃つ
うららを械に食らった場合ラキアで械を割る
反応して雙極の破械神特殊召喚
と動くことができる

ただし、フリチェのモンスター除外バウンズがありそうな場合には、罠先伏せしてから、ラキアを出す事でそちらを優先してケアする

●ラキアによる追撃
ラキアがフリーチェーンな事を活かし、バトルフェイズで追撃を行う手法
サラマかアルハで戦闘を行なった後、その下級をラキアで破壊し破壊時効果で雙極の破械神を出して追撃する
・ライフ計算の読みをずらしやすい
・ニビルケアが容易になる
(あまりサイドから投入されないが)
・バトルまでラキアの効果を残す事で後述のラキアによる妨害ケアがしやくなる
・フリチェで場に壁モンスを増やせるテーマに対し、より削りやすくなる
などの利点がある

●ラキアによる妨害ケア
先行展開もラキアで誘発ケアをする事が多かったが、後手捲りもラキアを存分に誘発避け、妨害避けに使う

・雙極の破械神、サラマ効果を通す
泡影やヴェーラー等
発動にチェーンで使ってきたとき、
その効果無効に対して、更にチェーンで無効にされそうな対象をラキアで割る
対象不在で無効にされず効果が通る

・対象を取る除去効果を空振らせる
わざとラキア効果を残しておき、バウンズや除外等の対象になったカードを割る事で除去を空ぶらせつつ動く

●サラマ温存
(アルハorラキア)+罠初動、
見えている妨害無し
相手に伏せや手札がある
このターン仕留め切る事が困難

という状況で使用する小テク
途中までは先行時の動き方を参考に動けば良いが、サラマの効果使用のタイミングの前、
(アルハorラキア)+サラマの盤面の時点で戦闘を行う
サラマ効果使用でアルハorラキアを割り、アルハorラキア効果で雙極の破械神を出す方が打点は高くなるが
アルハ効果に対して墓穴等を当てられると削れる打点が落ちてしまう

4500ダメージor1500ダメージより3000ダメージを確実に入れる堅実なルート

●雙極効果自壊
雙極の破械神の②効果は相手に当てるのみならず自陣に使う事が可能
・雙極効果で伏せてある罠魔法が泡影等のフリチェでない事を確認し、自陣を割って禍魂を安全に通す
・ラキアによる追撃時に、バトル中出した雙極の②効果でラキアを割り、ラキア効果で他の下級を出す事で更に1500打点追加
等の使い方がある事を覚えておきたい

6.奪取リンク先候補

奪取リンク先として、どの場合にどれを出すかを覚えておくと安定して戦う事ができる

●ラギア効果
①アルバ
②トロイメアユニコーン
③アクセスコード・ライゴウ・トポロジック系
(ラギアは出せない)

・アルバ
次ターンの捲り札となりつつ墓地効果でリソース回収が可能なカードであり、最優先で出したい
また盤面に破械モンスターを残す事で唱導の対象とする除去要員を維持し続けられる

・トロイメアユニコーン
デッキタイプ上ハンドコストが重い
バウンズをしなければこのターン中にキルを取られる可能性が高い相手や
レベル1を出し易く、アルバだとアニマから奪われる可能性が高い場合
などに出す候補

・アクセスコード
リンク3を対象に取り、5300打点を出して延命できそうな場合に出す選択肢が無い訳では無い

・ライゴウ
最低限1度効果を使えなければ旨味がないが、除去に耐性が無く効果使用前に退場しやすい
後回し

・トポロジック
能動的に効果起動を行う事が難しく牽制にしかならない場合が多い

●禍魂アルバ効果
(⓪アルバ)
①ラギア
②アクセスコード
③ライゴウ
④トロイメアユニコーン・トポロジック系

・アルバ
アルバから出す事は不可
更に奪取リンク可能な場合のみ優先
禍霊によりリンク2を対象にして出す

・ラギア
次ターン除去要員
割られてもリソース確保可能
ランク4を出せる場合も、打点の差でキル取れるかが変わる場合以外はリソースが残し易く妨害にしやすいこちらを優先したい

・アクセスコード
基本的にはアルバから出し、
素材とした相手の墓地送り時効果封殺
5300打点、1回除去
として使用する
悪魔族縛りが付かないように無理に展開しても
今度は妨害に弱くなるので無理して出す事はあまりない

・ライゴウ
悪魔縛り下でアルバ効果から3000打点を出したい時
破壊したい魔法罠が多い時
使用する事がある

・ユニコーン・トポロジック系
リソースが途切れ易く、アドもあまり得られない為、基本は使わない
トポロジックトゥリスバエナで罠を撃たせるプレイイングも無くはないが基本渋い

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