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【参考書レビュー】肘井学のゼロから英単語が面白いほど覚えられる本

「学校で配られた単語帳に挫折した」「単語がわからなくて長文が読めない」そんなキミのための英単語・熟語帳が登場!




レベル感

 中学復習~高校基礎

 全1200語

良いところ

+文法を習うにも、英文解釈を習うにも英単語が重要です。さらに、文法といいつつ、単語がキーになるものがあります。たとえば、discussは他動詞なので、discuss aboutにしないなどの語法などです。この単語帳の一番の良いところは、他の分野でキーになる単語に厳選しているということです。

 関先生のstockもそれに近いものがありますね。

文法や語法など、英文法書の隅に書いてあっても暗記しないでしょ?でも、それを暗記しないと英語はできるようになりません。だから、それが整理されて覚えられる単語帳が初心者にとってかなりオススメです。学習効率が上がります。ただ、文法学習に役立つ単語といいつつ、関係ない単語が載ってたりするけどね。

初心者にとって良いところ

+1語1訳に絞っているところ。いきなり2つ以上の意味を覚えようとすると挫折してしまうので、最初は1語で覚えてそこからプラスで覚えていくのが王道です。この本は本当に1語しか書いてありません。もちろん複数の意味を覚えないといけないのですが、ここは割り切って覚えるのが良いでしょう。

+レイアウトが覚えるのに最適。いわゆるターゲット方式。左に英語、右に日本語訳が書いてあって、すぐに隠して暗記できるタイプ。たまに、下に情報が書いてあって、そこがヒントになって邪魔なやつがあるけど、これは違う。そのため暗記がしやすい。

+音声が付いていて、発音にはカタカナがある。もちろん、発音記号は読めてほしいけど、補助があるのは初心者には便利。

+デュアルフレーズがある。これはいわゆるシス単のミニマルフレーズに近い。ちょっと違うんだけど。修飾関係やカタマリを練習するフレーズって感じです。やっぱりフレーズで覚えたい人もいるので、簡単なフレーズがあると便利。上でも書いたけど、discussは他動詞。aboutを付けないって覚えるより、discuss it. みたいにフレーズで覚えた方が良い。

+英単語QUIZがある。これは関先生の記憶ブースターに近いね。ある種先生の雑談。先生の雑談ってなんか覚えてるよね。ここまで書いてある通り、いろんな本の良いところもミックスしてる本ですね。

+10個に区切られている。10個は単語を覚えるときに、区切りにしやすい。

+中学の単語から復習している。英語出来ない人は、基本的に中学に抜けがあるからね。ちゃんと下からやっていくのが大切。でも本当にやばい場合は、この参考書よりしっかり中学の参考書を使う必要がある。


使い方

「 本書のおすすめの使い方」のところに書いてあるのでそれ通りにやるのが一番良い。

スパルタに近いね。 

あまり時間を掛けずに1ヵ月程度で終わらせることを目標しよう。

一緒にやるもの

 この単語帳は、文法、語法、解釈なども一緒に整理できるため、文法と一緒にやるとかなり効率が良い。文法を習いつつ、単語帳で単語を覚え、さらに文法の復習。それが良いサイクルになります。


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