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【参考書レビュー】英単語Stock3000 Stock4500

入試で点数につながる




レベル感

3000 高校基礎~共通テストレベル
4500 高校標準~難関私大・国公立2次

特徴

関先生による単語帳。今はスパルタシリーズもあるが、最初に出した単語帳。

ストック3000と書いてあるが、基本語1249語、トレンド語279語、派生語・関連語など854語で合計2382語を収録しており、実は、3000語ではない。3000語レベルってこと。

ストック4500と書いてあるが、基本語1645語、注目トレンド語310語、最新トレンド語200語で、見出し語は2155語。もちろん4500語は入っていない。

赤シートと無料音声ダウンロードもある。

単語の意味は絞っており、例文もある。また、カタカナで発音が書いてあるのは、苦手な子にとっては良いかもね。

「どう出るか」?を徹底的に意識した構成。

「記憶ブースター」という1つひとつの単語に著者コメントが載っている。

前置詞で熟語を覚える章や、多義語、イラスト、発音の仕方などさまざまな角度から覚える工夫がある。実は下にフレーズが書いてある。気付いてる?

ちなみに学校専売で定着ノートというのがあるらしい。

とにかく覚えるためになんでも詰め込みました!!!みたいな単語帳。


イマイチなところ

人によっては、色のせいで見にくい。水色、紫があまり見やすい色彩ではないのかもしれませんね。アマゾンでかなり言われています。これは実際に見ないとわからないですね。改訂待ったなしです!

自動詞、他動詞の区別がない。初心者が覚えるには大変かもしれないけど、あった方が良いと個人的に思う。

頻出度順ではないので、注意が必要。

単語の選定は、ターゲットやシス単とやはり違うので、無難ではない。一般的にはやっぱりターゲット、シス単をやっておくのが良い。


入試で「どう出るか」を意識した構成

☆stock3000の場合

part1 文法×単語
「動詞と文型、時制」「助動詞・不定詞など」「前置詞・接続詞」「品詞と語法」

part2 読解×単語
「長文の語彙」「テーマ別①②③④」「多義語」

part3 4技能×単語
「発音・アクセント」「リスニング」「スピーキング①②」「ライティング」「英検3級」「英検準2級」

☆stock4500の場合

part1 文法×単語
「動詞と文型」「動詞の時制・語法、感情動詞」「さまざまな品詞」「語法」

part2 読解×単語
「内容一致問題で頻出の語彙」「最新テーマ①②」「定番テーマ理系、文系、その他」

part3 4技能×単語
「発音」「会話・スピーキング」「リスニング・英作文」「多義語」「英検準2級」「英検2級」

このように他の単語帳とは違い、いろんなテーマに分かれている。part1は、文法に関してのテーマに分かれている。たとえば、文法の単元では、目的語に動名詞が来る動詞を覚える項目があり、実はそれって単語の勉強だったりする。文法の中には、単語の使い方を覚える項目があり、それがまとまっているのがこの単語帳。

そういえば、この肘井先生の英単語帳も、テーマ別になっているよね。

このテーマに分かれている構成は、最初はあまりその良さを実感しないだろうが、英語の勉強を進めていくうちに、この素晴らしさは実感すると思う。だから、この単語帳は、さまざまな勉強をしつつ、この単語帳に戻ることで効果を発揮すると思う。

記憶ブースター

この単語帳はとにかく「覚えられる工夫」がしてある。それの代表格が「記憶ブースター」で、1つ1つにコメントがあり、何かの情報と一緒に覚えられるというもの。トリビアだったり、語源だったり、単語の解説、使い方などです。

前の「構成」の箇所でも話したが、記憶ブースターも戻るときに威力を発揮すると思う。特に、使い方やどのように出されるかの知識は演習が始まった後に、確認するとかなり使える。めっちゃ使える。

次のレベル

3000の次は、4500です。受験で使うには3000では足りない。かぶりがあまりないので、しっかりやりましょう。


別の選択肢

冒頭でも書きましたが、関先生には他の単語帳シリーズがあります。それがスパルタです。とにかく情報量を絞って1ヵ月で1000個覚えることを目的にした参考書です。

単語帳は人によって好みがあると思います。暗記ごり押しが得意な場合は、こっちの方が合うかもしれませんね。また、英語苦手な人もまずは1000個を覚えるのもありだと思います。

本人による公式解説youtube


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