嫉妬の意味
昔の同僚で、すごい嫌いな人がいました。
猫撫で声で媚びを売って
上司に好かれてるから贔屓されてて。
そのくせ、嫌味ったらしく私を褒めてくる。
関わりたくないのに、
まとわりついてきたのを覚えてます。
好かれてたのか嫌われてるのかわかりませんが
何かしらで絡まれて迷惑をしてました。
彼女が仕事を辞めて、平和が戻ってきました。
そこから、迷惑な人を見掛ける度
「〇〇さんみたい」
と言う私に
同僚が不思議な顔して言ってきました。
「なんで〇〇さん嫌いなのにそんな話に出すの?
いま関わりないんだし、嫌いなら忘れたら良いじゃん。」
かなりのショックでした。
私は無意識レベルで彼女の話をしていました。
もはや嫌いの代名詞みたいにして、彼女の話を引っ張り出したりしてたのです。
あまりの恥ずかしさに後悔と疑問が残りました。
なんでそんな情けないこと言ってるのかな
なんで〇〇さんの事ばっかり話すのかな
この答えが出るのに、そして受け入れるまでに
時間はとてもかかりました。
私は彼女に嫉妬をしていました。
もっともっと深く掘り下げれば憧れていました。
感情は「好き」か「嫌い」しかないと思います。
それに当てはまらないのは「無関心」です。
「好き」も「嫌い」も
自分の心が激しく揺さぶられていて、
「嫌い」の中には
自分が達成出来ないことが出来る人に
「嫉妬」をしている事があります。
彼女は人に気に入られるのが上手で
会話も上手い。
仕事も出来て、上司に認められていました。
嫌いにならないと自分の立場がないので
「嫌い」の括りにしてしまえば、
嫉妬を考えなくて済みます。
気付いた時に自分の汚い心を悲しく思いました。
自分が同じステージに立てないと
自分で認めてるのと同じ事だったからです。
人を嫌いと嫉妬する前に、
自分のスキルをあげよう。
今はそう素直に思えるようになりました。
また、どこかで同じ感情になったら
その時のことを思い出して、自分を高めようと思います。
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