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娘の6か月間の統合失調症体験記

100人に1人がかかるという統合失調症。
名前は聞いたことはあってもどんな病気か全く知らなかった。ただ、怖い精神病だ、そんな程度。

大学生の娘がその病気を患ったということに気が付いたのは去年の11月。

その1か月ぐらい前から、何か変だとは感じていたけど、
疲れているのからだろう、休めば良くなる、と軽く考えていた。

ところが、後で知ったがこの病気は眠れない病気だったので
当時離れて暮らしていた娘を家に連れ戻しても症状は良くならなかった。

どんどん症状が悪化する中、
手に負えない状況になり、整体の施術をしている知り合いが
これを飲ませてみてと薬をそっと渡してくれた。

その薬を飲ませたことで1か月ぶりに7時間も寝て、
1週間で症状が劇的に良くなっていった。

統合失調症の薬だった。
10年前ご主人が脳梗塞で倒れ、統合失調症の症状もあるために処方されているのだが、余っていた薬を分けてもらった。

(もちろん、正しい方法ではないと思うが当時は本当に助かった)

薬をもらう前に、娘の症状を検索して
もしかしたら統合失調症か?とも思っていたが、信じたくなかった。

その疾患は、精神疾患の中でも重い部類に属する病気で、
それを知った時、受け本当につらかった。

というのも、
上の息子は小さい頃から病弱で本当に手がかかったし、
(今でもかかるのだが)

病気もほどんどしたことがなく元気で頼りにしていた娘が
まさかの重い病気、それも精神疾患。

一度かかったら、長引くケースが多く、
本人に合う薬に出会えず苦労する人も多いという。

体の不調なら、人に言えるし病院にも行けるけど、
精神的な病の場合、性格の問題だと思ってしまったり、
本人も自覚していないし、家族も無知な場合が多い。

アメリカなどでは精神疾患も風邪のような誰でもかかる病気だと考えられていると聞いた。
それを聞いてどんなにホッとしたことか。

そうだ、頭も体の一部だ。
体の不調も頭の不調も、食べ物を変えていけばきっと良くなる。
そう思った。

おかげさまで今ではすっかり良くなり、
断薬し、日常を取り戻した。
11月の悪夢のような日々は遠い昔のことのようだ。

病院のお世話にもなりつつ、
食事やサプリメントでの食事療法で
どのように娘が日常を取り戻していったか。

この話はきっと誰かの力になるのではないかと思い
今日から綴っていこうと思う。






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