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統合失調症、薬に頼らない方法

私のように病院嫌いで薬嫌いの人の場合、なんとか自力で病院に連れて行かずに他の方法を探しがちだが、

統合失調症の場合、それをやってしまうと本人も家族もひどく傷つき疲れ果ててしまう。

なので、もし、これをお読みの方で、最近家族の誰かの幻覚や幻聴に悩まされている方がいらっしゃれば、何とかしてまず病院へ連れて行き、自分が病気であると自覚させることが重要だと思う。

とは言っても、統合失調症の患者本人は自分の異常をまったく自覚していないし、逆に自分は家族にいじめられているとか、家族が狂っているように思っているので、病院に連れて行くのも至難のわざだ。

そうなったときにお勧めしたいのは、まず寝かせること。
不眠症の薬などを手に入れて、適当な理由を説明して飲ませて欲しい。
(私は娘に「デトックスのためのサプリメントでダイエットできる」と説明した)
本人は寝たいとも思ってないので、無理やりにでも寝かせるしかない。

私は娘の病気を認知するのに少し時間がかかってしまい、
もう手に負えないほどひどくなってから病院のお世話になった。

なので、もし、同じようなことでお困りの方がいれば
まず、何とかして寝かせて欲しいと思っている。


娘が韓国に戻って来た10月30日。
仁川(インチョン)空港に私は迎えに行った。

出て来た娘を見てびっくりしたのは、
上は普通の格好をしているのにスカートの中にパジャマみたいなものをはいて出て来た。

まあ、無事に戻って来たということでいいか、と思って気にはしなかった。

インチョンから釜山は遠いのでその日はソウルのホテルに1泊したのだが、
その移動中のバスの中で、15時間飛行機に乗ってきたのに一睡もしなかったと娘が言った。

寝ようとしても、子供たちが騒いだり、泣いたりして、うるさくて眠れなかったと言う。

まだその時点で私はことの深刻さを理解していなかった。

時差もあるし、長旅で疲れていてホテルではすぐ寝るだろうと思ったら、
シャワーが終わって早く寝ようと言っても、
ずっとスマホをいじっていた。

やることがあるから、これ終わったら寝るから、先に寝て。
そう言われ、結局、私が先に疲れて寝てしまった。

家に戻ってからも、娘は寝なかった。
ちょっと寝るだけで、「もう十分寝た」と言う。

私の場合は統合失調症の知識がなかったので
なぜ寝ないのかわからなかったが、

統合失調症の症状をネットで調べて、
その症状がほとんど当てはまるのであれば、

まず薬に頼って寝かせて欲しい。
そう思う。
そうじゃないと家族も倒れてしまう。

でも今、娘は統合失調症の薬も睡眠薬も何も飲んでいない。
(11月から6か月服用後、断薬)
どのようにこんなに早い期間に断薬が可能だったかの話も
今後書いていきたい。

一生薬を飲み続けるのが嫌なのなら、
最初は、寝かせるためにも薬の力を借りながら
徐々に根本的に解決していく自然療法を併用していくのが良い。

というのが経験者としての私の意見だ。

病気に対する考え方は人それぞれで
体もそれぞれ。
よく調べて自分が納得できる方法を探していきたい。






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