ある日病は突然に〜連休明け

手術した病院から転院したのが金曜日。

翌日から3連休だったので、火曜日に嚥下訓練がありました。

転院した日に三口ほど食べさせてもらったゼリーを渡され、自分のペースで食べてみて下さいと言われちょっと焦る私。

どれくらいの量を取ればいいんだろうと、その時の自分の適量がイマイチわからなかったんです。

とりあえず少なめにすくって口の中ですりつぶすようにして飲み込みました。

ゆっくりゆっくり味わいながら、緊張しながらも食べられる幸せを噛み締めながら完食。

その様子を見ていたSTさんに、大丈夫ですね❗と言われてホッとしました。

ちゃんと適量をすくって食べてるし、飲み込む時一度あごを引いて飲み込んでるのがいいと。

その食べ方は飲み込みしやすいそうです。

無意識にやっていたらしく、言われてそうだったんだーと思いました。

これなら大丈夫、ということでいよいよ食事を始めることに。

ただ、最初の食事はSTさんもついていたいということで翌日の昼からスタートとなりました。

そしてその夜。

いつものように、鼻から栄誉を入れてもらっていた時でした。

急に息ができなくなったんです。

どうやらカニューレの網に固いタンが引っかかり蓋をした状態になったようでした。

もがき苦しみながら何とかナースコールして吸引してもらい助かりました。

本当に窒息するかと思い怖かったです。

その後何回となく苦しくなり、もう駄目かもしれないと弱気になりました。

何度も何度もタンを柔らかくするため蒸気をかけましたがなかなかその厄介なのが取れず、ここで息絶えるのかと…。

いざとなったらそのカニューレを喉から抜いてしまえば大丈夫だったんでしょうが、その時はちょっとパニック状態でもあったので思いつかなかったんですよね。

消灯を過ぎてからも苦しく、また蒸気をかけていました。

その時にまた苦しくなり咳き込んでいると、急に息が楽になったんです。

咳き込んだ時に、自力で蓋をしてしまっていたタンを吐き出したようでした。

看護師さんに言うと、もしかしたらそうかもしれませんねと言われました。

個人的には確信してます。

このことにより気持ちは一転。

私は大丈夫だ❗と自信を持ちました。

こうして連休明けは閉幕。

大変な一日でした。



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