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体育会に選んだ

おっす。おら、悟空!

おはようございます。

みなさん、自粛期間どのようにお過ごしでしょうか。

神様に自分と向き合えと言われてる気がしてなりません。

この時期を機に、新しいことに挑戦している人や、小さなことを積み重ね継続している人など、己と向き合い成長しようとしている人から多くの影響を受けています。

最初は意識的にそのような人達のことを見るようにしていましたが、今では無意識にnoteなどをみています。
たくさんの方のエネルギーをお借りし、生活させていただいております。


そんな日々の中、なぜ大学4年間を大学サッカーに費やすことにしたのか、体育会サッカー部ってどんなとこなのか、最終学年になりましたが再び考えたりしています。


みなさん、
体育会サッカー部はどんなとこ?
体育会ってなにを得ることができるの?
と聞かれたらどのように答えますか。

体育会は、組織に入るだけで成長できる環境だよ。体育会で過ごせば人生がかわるよ。
と、高校生の私だったらこのように答えます。



ここからは少し高校時代の話をさせてください。

私は高校時代に常に見てきた、忘れらない光景があります。

私の高校は駒澤大学附属高等学校(以下、駒高)です。
部員は約260人もいるので一つのグラウンドで練習をすることができません。年間通じて、全員で練習することは一度もありません。

駒高の練習場所の一つに、駒澤大学体育会サッカー部のグラウンドがあります。

駒高の練習が始まる前に、大学生が練習をよくしていました。大学生がグラウンドを使用している時は、駒高サッカー部はゴール裏で練習をしていました。

忘れらない風景とは、隣で3年間見続けた駒澤大学体育会サッカー部の練習風景です。
初めて見た時は衝撃を受けました。これが大学サッカーなんだと、とにかく凄かったです。

当時の私達駒高サッカー部は、東京都で優勝する実力もあり、それなりに練習をしていると思っていました。

しかし、駒澤大学体育会サッカー部の練習を見た後では、井の中の蛙でした。

ピッチに響き渡る声や熱量に圧倒され、体が震えていました。自分のもってるエネルギーを一回の練習で全てだすことに執着している大学生。それも部員全員が表現し徹底している。トップチームだけではなく、下のチームも全て徹底されていました。本気でサッカーに打ち込むってこいうことなんだと、組織全体が一つになるということはこいうことなんだと。
そしてそのエネルギーは自分達だけではなく、見ている人まで巻き込んでしまう、その練習風景は激しさを超えもはや美しかったです。この光景を毎日見ていました。当時高校生の私にはあまりに衝撃でした。

そして、高校時代の私は大学でサッカーすることを決心しました。大学生になれば、駒澤大学体育会サッカー部の選手のようになれると思ったからです。

大学サッカー部に入れば、体育会に入れば、必ず成長することができると期待し、東京学芸大学蹴球部への入部を決めました。

実際はそんなことありませんでした。

私の高校時代の考えは、ただの机上の空論でした。

現在、体育会に所属しているから断言して言えることがあります。

「体育会に入れば成長できるわけではない」

良いとされる組織に入ったとしても必ずしも成長できるわけでありません。
組織というのは人の集まりです。
組織全体が人を導くことはあっても、組織が人を変え成長させてくれるわけではありません。

高校時代の考えの私が、仮に駒澤大学体育会サッカー部に所属できたとしても成長することはできないと思います。

だって、自分を成長させてくれるのは、組織じゃないから。自分自身だから。

組織は環境しか変えてくれません。環境が変われば成長できるというわけではないということです。

では、体育会では何が自分を成長させてくれるのか。
その答えは体育会をやり切った人にしかわからないと思います。

ただ、一つ言えることがあります。
体育会には成長できる種がたくさんあるということ。
その種をどうするのか、それは自分次第ということ。毎日成長できる瞬間が必ずあります。


駒澤大学体育会サッカー部が現在どのような組織かはわかりません。

駒高時代の仲間の何人かが、駒澤大学体育会サッカー部に所属しています。
高校時代に衝撃受けた組織、駒澤大学体育会サッカー部で頑張っている仲間がいます。
それは、私が大学サッカーをやっている理由につながります。

理由は、そいつらに負けたくないから。

あの組織にいる仲間より、上手くなって成長したいと思うから、私は頑張れることができます。
大学に入り数多くのチームを見てきましたが、あれほど組織として徹底されているチームを見たことはありません。

(私が知らないだけだと思います。全国にはもっと素晴らしい体育会の組織があると思います。)


東京学芸大学蹴球部をもっと魅力ある組織にしたい、このように日々思わせてくれてありがとうございます駒大サッカー部。


体育会ってどんなとこ?
と聞かれたこう答えます。

体育会はね、入ったからといって成長できる場所ではないんだよ。己、仲間と向き合い本気で変わろうとすることで、初めて成長できる場所だよ。
このようにね。

体育会に入るつもりの日本全国の学生に伝えたいです。
体育会に入ったからといって、成長できるわけではない、成長できるかは自分にかかっている。本当に自分次第なんです。

東京学芸大学蹴球部での個人としての活動は終わりに近づいています。
終わった時にどのように感じているか楽しみです。

この仲間と出会えてよかった、仲間のおかげで成長できた、仮にこれしか自分に残らなかったら、私の体育会の挑戦は失敗といえます。
仲間と出会うことだけを求めて体育会に入ったわけではないからです。

体育会に入ることで、最高の仲間に出会えることは知っていたから、出会えたことにも価値はありますが、こいつらと何をしたかの方が重要だと思うからです。
残り少ない時間だけど、同期、後輩、蹴球部に関わる全ての人のためにできることを考えていきたいと思います。

ふと、体育会って何がいいんだろうと考えてしまいました。
本当最高ですよ。


体育会だけでなく、大学は沢山のことを学べる場所です。みなさんのように私も頑張ります。
ありがとうございました。

フィン


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