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10分でビジネス財務を理解する! 〜CFが読める本物のビジネスマンになる 19

お久しぶりです。こっこです。

最近は、他の活動やインプットばかりになってしまっていたので、こちらでのアウトプットが全くできておりませんでした。
一段落しましたので、今まで以上のスピードで学んだことをアウトプットしていきます。

本日はCF(キャッシュフロー計算書)についてご説明致します。簡単にいうと「お金の動きを計算表で見る」ことです。詳しくはこの後説明していきますので、早速始めていきましょう!

◆CF(キャッシュフロー計算書)

CF・・・お金の動きを計算表で見ること

キャッシュフロー計算書は大きく分けて3つに分かれている
①営業活動CF
②投資活動CF
③財務活動CF

この3つを理解できるようになるとどの企業に投資するべきかの判断ができるようになります。

①営業活動CF

企業の営業活動によって流入、流出した現金の動き。本業の営業活動で現金がどの程度増減しているかを確認できる。 ※3つのCFの中で一番重要

・商品を販売して手に入れた現金
・材料を仕入れるために支払った現金
・広告宣伝費など販管費支払いに流出した現金
・税金支払・保険金受け取りなど

◎プラスの場合
投資の財源に使用できる
利益還元の財源にできる
⇒プラスであれば拡大のための投資にお金を使える

◎マイナスの場合
他の活動で補う
事業基盤の見直し
⇒マイナスだと投資活動を縮小したり、事業の見直しをしなければならない

結果、プラスに越したことはない!!

②投資活動CF

企業の投資活動によって、会社に流入した、流出した現金の動きを表している。投資金額で現金がどのくらい増減したかを確認することができる。

◎プラスの場合
事業縮小で売却をしているかもしれない(直近で言えば東芝)
⇒本業で稼げないから他の資金を削らざるを得ない

◎マイナスの場合
事業拡大等に投資をしている
⇒設備や買収、株への投資等を行っているので、本業で儲かっているケースが多い

投資活動から会社が何に興味を持っているかも理解することができる。

結果、マイナスが理想的!!

③財務活動CF

資金調達と返済による現金の動きを表している

◎プラスの場合
資金調達を行っている
⇒投資家や銀行からお金を借りているので、拡大に向けて頑張っている

◎マイナスの場合
返済に現金を使っている
⇒単純に借りていたお金を返済している

資金調達を自慢している社長もいるが、「資金調達=借金」なのでこの元手を増やして利益を残すことができてようやく認めらることを理解しましょう!

結果、企業のフェーズやサービスによって変わるため、どちらが良いとは明言できない。

◆各活動の動きから企業がどのフェーズにいるかを読み取る

キャッシュフローから企業がどのような状態なのか

①健康経営⇒本業が儲かって、その資金を投資や借入の返済に回している
営業活動+ 投資活動ー 財務活動ー

②攻め型
⇒本業で儲かって、資金を投資して足りない分を借入している
営業活動+ 投資活動ー 財務活動+

③治療型
⇒本業や設備売却で資金を得て返済に充てている
営業活動+ 投資活動+ 財務活動ー

④衰退型
⇒本業で資金が出て、設備売却をして返済を進めている
営業活動ー 投資活動+ 財務活動ー

⑤勝負中
⇒資金繰りが難しくて流出しているが、借入によって投資を行っている
営業活動ー 投資活動ー 財務活動+

※東芝の財務諸表
⇒事業を売ってマイナスにならないようにしている。よって衰退型。
営業活動ー 投資活動+ 財務活動+

※IT企業の特徴
・固定資産への投資そこまでない
・Saasビジネスは短期的には赤字になりやすい(サブスクだから)
⇒徐々に収益化をしていくため財務活動費が増える

本日は以上です。

今日お伝えしたことを理解できていないと会社のCFを見たときに、営業活動がマイナスだからその企業はダメという判断をしてしまうと思います。株をやらないにしろ、自分が勤めている会社がどのフェーズにいるのかなどは知っておく必要があると思います。
この記事を見てくださった方は、ぜひ自分の勤めているCFを見てみて、どのフェーズにいるのか確かめてみてください!

次回:経営拡大の最低条件を学ぶ! 〜仕組み化スキル〜

ここまで読んでくださった方は、何らかの悩みがあるからこそ最後まで見てくれたかと思います。
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