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できるもできないも
自分の思いが結果を引き寄せる
これは、本当なんですよね
中学生の頃、学校内での成績は上の中くらいでした。
どうしても行きたい高校がありました。
学校の先生はおろか、塾の先生でも「落ちる覚悟があるんだな、すごい!」くらいの言われよう。
当時の冷静な大人から見えた状況では、向こう見ずな選択だったんですね。
一緒に塾に通っていたクラスメイトも、彼女より下の成績な私が、彼女より上の志望校を言うもんだから、笑って見ていたくらい。
当時の私は、自分の立ち位置がわからず、なぜか手に入ると強く信じて、
がむしゃらに勉強しました。
ど根性漫画ではないけど、努力に比例して結果が手に入ると信じていたんですね。
後にも先にもあれ以上頑張ったことはないかもしれない。馬鹿力です。
夏の塾の合宿では、食事と睡眠以外は勉強することを叩き込まれ、
家でも同じように過ごし、年末年始も日常と変わらず勉強を続けました。
結果、見事に志望校に合格した!
学校中の誰もが驚いていたし、塾の先生は宣伝になると喜んでいました。
そして、例のクラスメイトには、後から随分嫉妬の被害を受けてしまった。
自分としては、信じられないほどに嬉しかったが、そこまで無謀なチャレンジをしたとは思っていませんでした。
合格後も、「それ。見たことか。できるって言ったじゃないか。」くらいなもので。
これは、いくつかの奇跡があって到達できたもの。
自分の成績より、一段階上の、頑張ればギリギリ手が届く程度の目標だったこと。
あまりに客観的な視点が足りていなかったために、無謀なチャレンジを「成功する」とただひたすらに信じて行動できたこと。
過去に大きな失敗という経験がなく、失敗したらどうしよう、という考えがまったく持てなかったこと。
合格したいという希望が大きく、不安が何もなかったこと。
つまり、合格したい、合格する!という希望と信念が
落ちるかもしれない、失敗するという不安に完全に勝ってしまい、
(むしろ不安が全くなかったくらい)
努力することに最大限の集中ができたからだ。
大人になるたび、失敗の数は増える。
思い出は美化されるので、成功は美化され、失敗は増幅した感情の記憶に。
あまりに失敗を恐れるばかりに、行動が小さくまとまってしまったり、
チャレンジに踏み出せなくなってしまう。
部下は10個以上年下で、彼は失敗への躊躇がない。
全くないわけでもないし、自分のように責任に挟まれていることもない。
そんな先入観をはずしても行動的。
若いから失敗経験が少ないのかもしれない。
そして、彼はそれ以上に「成功する」ことに意識をフォーカスしていて、
なおさら行動も「成功する」ことに向かっている。
これが、「失敗するかも」「失敗しないように」とフォーカスすると、
「失敗しないように」の行動になってしまう。
そうすると、いつもビクビクしたままの行動で、冷静で思い切った判断ができなくなってしまう。
若返ることはできないし、今ある責任を手放すこともできないけれど。
彼を見習おうと思います。
昔は、行動する方が先で、せめて行動と考えるを同時にするように。
くらいに言われていました。
今では、考えすぎて、行動がついてこないくらいになってしまいました。
ただ、やるためだけの意識に集中するだけなんですよね。
できるもできないも、成功するも失敗するも自分が決めているんですよね。
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